※この記事を11,000文字で補足した有料版記事はこちら。
結論から言うと、「記事内容」と「SNS」の2点への注力が一番レバレッジが効きます。その2点を頑張りましょう、と言う記事です。
SEO初心者にとって一番の課題は何か分かりますか?
それは「今のSEO対策はやるべき事が多すぎる」と言う事です。
これをSEO対策を長年やってきた私の視点から言い換えると「今のSEOは”やるべき”と世間で言われている要素が多すぎる(でも本当にやるべきなのかはサイトごとに異なる)」となります。
「いつかちゃんとSEOやらないとなあ…」
と思ってる人、思ってるけどSEO対策をきちんと始められてない人は多いでしょう。
でも始められてない理由は「なんか分からんけど煩雑そう」「覚えるべき事がたくさんありそう」とかではないですか?
もしそうなら、本来SEOはあなたが思うよりもっとシンプルに出来る場合がある、と思ってください。複雑なSEOなんてサイトが大きく成長してからでも良いのです。
SEO対策の効率を重視しよう
さて本題ですが、SEOを初心者がやるうえで効率の良い要素から着手する事が最大のポイントです。とにかく「全部頑張ろう」が一番の悪手。
そのSEOは何のため?
SEOでやること、やらない事を定義しましょう。
サイトごとに異なるので一概には言えませんが、多くの人にとってSEOは売上を上げるためのものです。従って「売上に関係あるならやる、無いならやらない」で区切ってしまって良いです。
一方で趣味でサイトを運営していて売上は追っていない、同じ趣味の人と交流するのが目的、みたいな場合もあるでしょう。そうした方は「目的達成のためにこのSEOは必要か、不要か」で判断してください。要するにサイトの目的で区切れば良いのです。
SEO初心者がやることの例
SEOを売上のためにやっている場合で言います。
まずサイトで一番売りたいものを売っているページが最重要です。アフィリエイトサイトならランキングページとか比較、レビューページなど。ECなら売れ筋商品のページやメルマガ登録ページなどですよね。他のページより、この「売上へのインパクトが大きいページ」からSEOをやって行きましょう。
まずは上記に該当するページで、主に以下の要素を満たしてみてください。
冒頭でお話したように「記事内容」と「SNS」の2点が一番レバレッジが効きます。もう少しブレイクダウンするとこんな感じ。
- SNSアカウント運用…上記の記事に書かれてる事を知りたいであろう人とつながる
- title…ページの内容を30文字程度で。ターゲットとするキーワードを入れる
- 見出し…h2~h4ぐらいまで。各見出しはtitleを補足するものに
- 記事内容…狙ったキーワードを検索する人が知りたいであろうことを全部入れる
- 画像、動画…図解、写真、動画が分かりやすければ豊富に入れる(地味に重要)
- 内部リンク…他の関連ページからこのページへリンクする
- 重複対策…他に似た内容のページを作らない。既にあれば統合または削除
一見ちょっと数が多いように思うかもしれませんが、冒頭で伝えた通り突き詰めれば記事内容とSNSに集約されるんですね。記事だけを頑張っても駄目。SNSだけでももちろん駄目。両方が揃うとSEOの成果が圧倒的に生じやすくなる。まずは記事とSNSからですね。
SEO初心者がやらなくて良いことの例
上で記載した「やることの例」以外全部だと思って良いです。つまるところ売上に影響しづらいSEO(またはサイトの目的達成に影響しづらいSEO)ですね。
よく挙がるのは以下の様なものです。これは場合によるので最終的な判断は各サイトごとになりますが、初心者の場合よく分からなければ優先度は下げても良いと思います。
- CWV…サイト表示速度などユーザー体験の向上施策。Core Web Vitals。
- キャッシュポイントの無いページ…売上に寄与しないページを頑張る事は効率が悪い
- 装飾、デザイン…できるに越したことはないが、SEO効果との相関性は低い
- 各記事のメタキーワード…メタディスクリプションやメタキーワードはSEOにほぼ影響しない
- サイト内の404エラー…多すぎるとNGだがそうでなければ優先度低い
- AMP…SEOにほぼ影響しない
- 構造化マークアップ…SEOにほぼ影響しない
- モバイルファーストインデックス対策…Wordpressなら不要
- 音声検索対策…3年後に必要かもと言う感じ
- PWA…SEOにほぼ影響しない
- strong要素…SEOにほぼ影響しない
- プログラミング学習…SEOにほぼ影響しない
- Google Analytics/GA4で分析…重要だが後で覚えると良い
- Google Search Consoleで分析…後で覚えると良い
- サイト構造…後で覚えると良い
- 画像のalt属性…後でやると良い
- 外部リンク営業…重要だが後で覚えると良い
- クロールバジェット…考えなくて良い
- XMLサイトマップ…後で覚えると良い など他多数
ここで「後でやろう」と記載したものは、このあと比較的優先的に覚えて行けば良いです。
なお一番上の「キャッシュポイントの無いページ」については例外もあります。「キャッシュポイントがないけど、キャッシュポイントページへの導線があるぺージ」などはちょっと重要度が上がるので、あとあと頑張れば良いと言う事になります。
今のSEO時流(トレンド)を押さえよう
初心者にとって、SEOで重要な事、そうでないことを最初から押さえておくことはとても大切です。その後の効率が違うからです。
一言で言うと今のSEOのトレンドは「権威性」です。Googleが高く評価しやすいのは、既に確立された権威性の上に良いコンテンツがのっかってると言うものなのです。
だからそもそも、コンテンツを頑張る前に「そのジャンルの権威として多くの人から名前が挙がる状態」にいかに持っていけるか。その準備もまたSEOと言う訳です。
これはこの記事執筆(2020年4月1日)より丸々1年前の投稿です。更に言うとこの5年ほど前からぼちぼち提唱して来た事でもあり。ここ2年ほどでこの風潮が急に強まったと言うだけで、もうずっと前からこの流れなんです。
※当時はGoogle+がまだ元気だったこともあり、サイトとSNSの紐づけがSEO界隈で話題になっていた
従ってまだSEOを始めていないSEO初心者の方は、先にSNSから注力することを強くおすすめします。
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この記事を11,000文字で補足した有料版はこちら。SEO初心者が最短で結果を出すために、SEOの知識をなるべく使わず検索上位表示を達成するにはどうすべきか?知りたい方はぜひこの記事をご活用下さい。返金機能付きです。
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