さて問題です。SNSアカウントを伸ばすためには次のどちらが理想でしょうか?
A. 圧倒的な指導者ポジション
B. みんなの話題の中心にいるけどリーダーではないポジション
ちょっと考えてみて下さい。
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答えは…
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Bです。当たりました?
圧倒的指導者ポジションはよくない
私はSNSではよく「専門家になるべき」と言う事を推奨してます。まあこれは多くの人が言う事ですよね。
これで勘違いされがちな事が1つ。それは「圧倒的指導者」の立ち位置を取りに行ってしまう、と言うこと。
圧倒的指導者=欧米では「グル(Guru)」とか言われたりしています。指導者とか先導者、リーダーみたいな意味です。
で、SNSを伸ばす場合、このGuruポジションは良くありません。
「Guruを目指せば圧倒的なインフルエンサーになれるんじゃないの?」
と思ったかも知れませんね。専門家である事はマストと思って下さい。でもGuruポジションをとりにいってしまうと、SNSでやってしまうと先々伸ばしづらくなります。
あなたの周りに人垣ができているか?
SNSで伸ばすためには自分の周りに人垣ができるのが理想です。そのために必要なのか専門性の高い人、つまり専門家。
そこに集まった人垣がいつしかコミュニティになり、自分の周りでもその話題で色んな人が活発にコミュニケーションを取っている、と言う状態が理想です。
でも、Guruは「人が近寄ってこない」のです。ちょっと語弊があるかな。人垣は出来ても、みんながあなたの話を正座して聞いてる状態が出来てしまいます。
更にその周りでも立ち見の野次馬が遠巻きにあなたの話を聞いたりしています。でも誰もあなたに絡みにはきません。
だからあなたの発言が終われば、みんなすぐに撤退します。そしてまたあなたが発言すれば、また一定数の人が集まり、話が終われば解散する。コミュニケーションが圧倒的に少ない状態です。
なのでGuruになってしまうとこんな感じ↓になるんですね。
ここで言う「伸びねえええ」とか「いや何で落ちるん?」の状態が生まれやすくなります。
SNSの価値って「有益な情報を得る」だけじゃないんですよ。ほんと当たり前の話なんですけど、ソーシャルネットワークサービス=社会的なつながりをつくっていくサービスなんですよ。
つまり誰かと繋がって、コミュニケーションを取る。そこにユーザーの多くはそこに価値を感じるのです。SNSではそのための機能が満載です。
でもGuruでいる以上はその価値を提供できないのです。伸び悩んでる人、結構これやっちゃってませんか?
SNS運営はあなたにこうして欲しい
まあこれはSNS全体で広く言える話として聞いて下さい。SNSの運営にとってユーザーにやって欲しいのは主に次の3ステップです。
- 趣味嗜好が同じ人達で繋がること
- コミュニケーションを取ること
- 広告をタップすること
分かりますかね。SNSは広告媒体なのです。だから最終的に広告主が喜ぶ行動をユーザーにとって欲しいんですよ。
1.でまずリンクグラフ、インタレストグラフと言った、「趣味嗜好のユーザー同士の繋がり」を可視化しますよね。なるほどこう言う趣味嗜好の人らのコミュニティがどうやらあるぞ、と運営は把握します。
次に2.でみんなの滞在時間が伸びて、「また明日もここに来よう」「だって○○さんとか周りの人たちがいて楽しいから」と思う、というのが理想です。
そして3.で、それぞれのユーザーの趣味嗜好に合わせた広告を踏んで貰い、三方よし、と言う状況に持っていきたい訳です。
さてここで、もしあなたがGuruポジションだったら、1.は達成できるかも知れません。でも問題は2.なのです。
あなたとフォロワー&あなたの周りの人たち。この2要素においてはコミュニケーションが発生しません。
だって圧倒的指導者なんで。質問とか軽い気持ちの絡みとか恐れ多いじゃないですか。だからあなたのありがたい有益な話を聞いたら失礼の無いようにすっと立ち去るんです。要するに巨大な壁を感じさせてしまってるんです。
SNSアルゴの裏のお話
SNSのアルゴリズムは発達してきています。エンゲージメント(反応)率が悪い人、フォロワーの滞在時間を伸ばせない人はすぐに分かります。だからアルゴで自動的に露出量が制限されやすくなります。
いくらフォロワーが多少いてもSNSの運営や広告主にとっては、他の高エンゲージな人達や滞在時間が長い人達の方がはるかに価値が高いのです(あくまで収益的な意味ですよ)。アルゴで伸びるのはこの手の人です。
だからまずGuruポジションとっちゃって伸び悩んでいた人、あるいはGuruを目指していた人は、まず周りの人達との丁寧なコミュニケーションを重視する方向に切り替える事をつよくお勧めします。まずはそこが全てです。
ちなみに海外でもDon’t be a Guru. は良く聞くフレーズなんですよね。
はい、この記事ももう終わりですので、こんなページはさっさと閉じて、あなたの周りでコミュニケーション取ってみたかった人にコメントしに行ってみて下さい。何か感謝したい事があればそう言うのを伝えるでも良いです。もちろんうざ絡みとかクソリプとかそう言うのは無しですよ。
楽しんで!
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