検索順位チェックツール「GRC」の使い方を説明します。
- 料金プランの選び方
- SEO分析の利用方法
- GRC有料版の使い方
この記事の対象はアフィリエイター、ブロガー。
GRC無料版・有料版に興味があるけどまだ使ってない人、使ってるけど今一つ活かし切れていない人が対象です。
GRCをSEOにどう利用して検索順位を上げて行くかを解説します。
なおGRC有料版を登録済みの方は記事後半「GRCの使い方」からご覧ください。
GRCを簡単におさらい
GRCとは検索順位を記録するツールです。
古くから使われていて、シンプルで動作も軽く、未だにアフィリエイター、ブロガー、SEO会社、事業会社のSEOチームなどなどでほぼ必ず導入されているツールです。
検索順位を自動で大量に計測してくれます。誇張抜きにSEOに必携のツール。
他の順位計測ツールとどう違う?
他の検索順位チェックツールも良い所は沢山あるのですが、
- 機能多すぎ複雑すぎ
- それゆえ高い
- 重い、安定しない
と言うものが結構あります。全部じゃないですが。
SEO分析の9割は検索順位のみで出来ます。
そして順位計測だけならGRCで十分。
残り1割の、高度な分析をしたい人なら他のツールが必要かも知れません。
GRCの良さって何?
他の良く似た検索順位チェックツールと比べて何が優れているかと言うと、
- 圧倒的に安い
- シンプル(単機能)
- 超軽い
の3点に尽きます。
GRCの機能の使い方は後半でがっつり解説しますが、まずはその安さについて。
GRCの安さは凄い
GRCは無料プランがありますが、それは1日10件しか計測できません。
有料プランの方が絶対良いです。
有料プランは最も安いもので、年額4,860円(月額換算で405円)から。
他の順位計測ツールも金額は似たようなもの。
登録できるキーワード数は、GRCがケタ1つ上で、500個いけます。
ほとんどの場合、キーワード数30個とか50個だと、すぐ足りなくなります。
この時点でGRCに軍配です。
月額 | 405 円 |
年額 | 4,860 円 |
KW数 | 500 個 |
1KW辺り月額 | 0.81 円 |
ツール名:AZC
月額 | 248 円 |
年額 | 2,980 円 |
KW数 | 50 個 |
1KW辺り月額 | 5 円 |
ツール名:BULL
月額 | 1,100 円 |
年額 | 13,200 円 |
KW数 | 30 個 |
1KW辺り月額 | 37 円 |
ツール名:Gyro-n
月額 | 4,500 円 |
年額 | 54,000 円 |
KW数 | 40 個 |
1KW辺り月額 | 113 円 |
要するにGRC有料版は「順位計測」のみと、単機能だからこその安さなんだと思います(多分)。
競合の検索順位計測ツールは多機能ですので、開発費がどうしても月額に含まれてしまいます。
逆に他のツールを使った方が良い人は?
企業のインハウスチームでSEOをやっていたり、
SEOやマーケティングのコンサルタント、あと広告代理店。
これらの人達は、社内や顧客とデータを共有する場合があります。
その際は「クラウド型」だと便利ですよね。
上記のGRC以外のAZC、BULL、Gyro-n全てクラウド型です。
(GRCはPCにインストールするので「インストール型」と呼ばれています)
ただ、私の経験上では、
- 何だかんだGRCに鞍替え(安いし使わない機能が多いから)
- 別途GRCを契約しそちらで計測しだす
の2つになるケースが多々ありました。
結局GRCに帰結すると言う。
一応言っておくと、他の検索順位チェックツールが駄目な訳では無いですよ。
むしろGRCより多機能なので、SEOを多面的・専門的に分析してしっかりやるなら、GRCでは物足りないはず。
その時には他のツールを使う事をおすすめします。
PC版とモバイル版どちらにすべき?
GRCには2つあるのです。
PC版とモバイル版。これは、別々のソフトウェア。
どちらが良いか?と思う人もいるでしょう。
これは現状、どちらでもいいです。
確かに2つのバージョンを使っていて、順位が違う事もまああります。
ただしそれほどSEOに大きな影響を及ぼす差でも無いかと思うので、結論どちらでも良いです。
強いて言うと、モバイル版の方がAMPのURLの順位を計測できるので、
こだわる人はそちらで良いでしょう。
なお私の場合は基本PC版しか見ていません。笑
GRC初めての人はまず無料版から
検索順位チェックツールが始めての人は、まず無料プランから行きましょう。
GRCを有料版にするタイミングはいつが良いかと言う話ですが、
「登録したいキーワードが増えてきたら」
もしくは
「収入が増えたら」
にして下さい。
有料版は年額4,860円~24,300円。
1年の収入がこれを超えたらここに投資する、と言うスタンスで良いかと思います。
GRCはどのプランが良い?
アフィリエイター/ブロガーにお勧めのプランは、
「スタンダード」か「エキスパート」です。
このレベルだと、複数ジャンルをまたいでアフィリエイトをやっていて、
競合サイトもしっかりチェックしたい、ぐらいの人に丁度良いプランです。
私は「アルティメット」を複数デバイスで契約していますが、
正直、あまりに登録キーワードを増やしすぎても意味ないです。
SEOに詳しくなる訳でもなく、データもとても自分1人で管理できません。見てる余裕ないです。
あと、登録できる上限が多いとついついあれもこれもとキーワードを登録してしまいますが、
敢えて「スタンダード」ぐらいの制限のあるプランにしておくと、
効率的なSEOをしやすいと言う理由があります。
GRCの使い方
GRCの基本操作方法は、公式のこちらのページに全てまとまっています。ここから最後まで、ほぼ公式サイトには無い内容を記載していきます。
抑えたいGRC4つの基礎は次の通り。計測したいキーワードとURLを決めて、登録するだけです。
1.登録キーワードを決める
ターゲットキーワードの決め方は単純。
- 売る物を決める
- それを買いたい人が、どんな悩みを解決したいかを調べる
- その際にどんなキーワードで検索するかを予想する
です。
まあ最初は思いついたキーワードをバンバン登録していきましょう。
2.記事URLではなくドメインを登録する
記事URLではなく、ドメインを登録しましょう。
例えばhttps://seoer.work/xxxxxxx
ではなく、
ルートドメインの方( seoer.work )を登録して下さい。
と言うのも時々Googleの判断で検索結果に表示されるURLが、
一方的に変えられる事があるからです。
意味分かりますかね?
httpとhttps、www有りと無しとか、
複数のURLなどなど。
だから全てのケースで検索順位を計測するには、
ルートドメイン( seoer.work )で登録すれば全部GRCが拾ってくれます。
3.キーワードはとにかく「大量登録」する
GRCに登録するキーワードは何個登録すれば良い?と迷う人もいるでしょう。
10個や20個だと実は少ないです。
正解は…
- 大量に登録する
- その後意味の無さそうなもの大量削除する
これがお勧めです。
事前に、どんなキーワードで計測すべきかなかなか正確に予測しづらいですからね。
最初からキーワードを決め過ぎず、それっぽいキーワードをあれもこれもと登録しておきましょう。
そして「順位を追跡する意味のありそうなキーワード」が数週間とか1か月ほどで分かってくるので、
不要そうなものを削除して行って下さい。
また、「自分の頭で考えたキーワード」と「ツールで捻出したキーワード」どちらもとても大事。
なぜならどちらも誰かがいずれ検索する可能性があるからです。
ツールで言えば、以下の様なサジェストツール、GSCのデータも含めてあらゆるキーワードを登録しておくと良いです。
キーワードサジェストツール
Extract People also search phrases in Google
※「他の人はこちらも検索」を一揆取得できるChrome拡張
4.httpsに移行した後に再登録せずにそのまま計測する
SSLに最近移行したら、下記の設定にしてください。
検索設定 > 「URLのhttpとhttpsの違いを無視」にチェック
新たにhttps版URLを登録しなおさなくていいですからね。
GRC使い方:「攻め」のSEO分析編
これはGRCを使った分析で、「どうすれば順位が上がるか」を突き止めるための手法です。
攻め1: 検索順位を改善するGRCテストサイクルとは
SEO上目的で短時間の更新を何度も繰り返すのお勧め。
500文字追加
↓
Fetch
↓
30分後GRC
↓
h2だけ更新
↓
Fetch
↓
30分後GRC とか。GRCには主要サジェスト含めたKWを入れとく。
順位が細かく動くのを観測できれば、何をして順位がどう動いたかで、検索意図をどれだけ正確に満たせたか測れる。— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年7月10日
コンテンツをアップしたり更新して、
数日、数週間待つの、だるくないですか?
テスト~フィードバックまでのタイムラグが長い事は、サイト運営者として非効率です。
短時間で回せるテストはさっさとやってしまいましょう。
GRCは優秀なフィードバックツールです。
「何をしたらどのキーワード順位がどう動いたか」これを記録し続けて下さい。
「SEO勘」みたいなのが養われますw
慣れてくると、テストする前に順位の変化を予想出来る様になります。
補足:GRCは一日何度も計測可能
実行 > 選択項目の順位再チェック
です。
注意点としては、インデックスのリクエストは1日にそう何度もできません。
10回ほどやったら数時間とか丸一日ぐらいは使えなくなります。
注意点その2ですが、新規ドメインで1記事も入れていない場合は、
たいていインデックスまでに数時間とか1日ぐらいタイムラグがあります。
少なくとも数記事入れた状態でなら多分できるでしょう。
攻め2: 難易度の高いキーワードをGRCで見つける方法
「100位検索時のインデックス数が2桁」のものは難易度高めです。
更に言うと、ボラティリティ(順位の揺れ)が激しめです。
※全てではないですよ
なのでGRCに登録したキーワードでインデックス数が2桁とかのものを見つけたら、要注意して下さい。
攻め3: 検索意図を満たせている記事なのかをテストする
検索順位が上がらない…
と言う場合に「満たせていない検索意図」をざっくり炙り出す方法。
1?検索意図をKWで細かく分解
2?全てGRCで順位計測
3?低調なKW=足りない要素
4?それを追記で補完
5?日々2?で検索意図のバランス感を追跡しとくと便利1?はまずは見出しの単語の組み合わせだけでも??
— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年10月6日
細かくばらしたキーワードを登録してみましょう。
思いつく限りいくらでも登録して良いです。
例えば「生命保険」なら、生存、死亡、混合、補償、特約、節税…等々の掛け合わせなど、
最低でも数百くらいは捻りだせるかと思います。
そう言った「検索意図を表すキーワード」で、
あなたの記事が何位なのかを確認して下さい。
そのうちかなり順位が低いキーワードは、
あなたの記事に本来必要なのに不足している情報を表している可能性があります。
そう言った情報を追記して順位を図って、と言うサイクルを繰り返してみて下さい。
攻め4: GRCで「実は余計だった情報」をあぶり出す方法
検索順位が低かったら、
削除や分割などの「引き算」的な対策も試してみると良い。いくつか挙げると…
1?関連性の薄い段落削除
2?見出し以外削除
3?h2を個別記事に分割+相互内部リンク
※後で上位表示KWをGSCで確認→どのh2段落がどんな評価なのか分かる
4?GSCの上位表示KWの内容にリライト— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年10月17日
上記とは逆に、「何が余分な情報だったか」を抽出する時にも、GRCは大変便利。
意外に思う人もいると思いますが、
テキストを削除する事で、むしろ検索順位が上がるケースも中にはあります。
1万文字、2万文字と突っ込んでも検索順位がずっと悪いままと言うのは、
何かしら余分な情報が含まれている可能性があるのです。
一度この様に分解して、削除してみましょう。
攻め5: Googleが考える「検索意図」が変化したかどうか調べる方法
検索KWによっては複数の意図が入れ替わっている可能性がある。
図は
・コンテンツ/内部リンク等変化無し
・被リンク変化無しと言う記事の順位(GRC)。
複雑な推移ではなく、2~3パターンを巡回してると思しきもの。どのパターンでも上位に来れる様、
順位が低い時の検索意図リサーチ→追記が必要。 pic.twitter.com/Dy2xBuyXet— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年10月30日
Googleは恐らくキーワードごとに、検索意図をある程度定義しています。
そしてGoogleにとって検索意図が非常に曖昧なキーワードは多数存在します。
その場合、検索結果はいくつかの決まったパターンが何度も入れ替わるような動きをします。
これはGRCを数週間とか1か月以上稼働させると遭遇する事があります。
この場合、理想は全てのパターンで検索上位にあげる事。
だからまず、複数パターンのうち、「最も検索順位が低いパターン」を攻略しましょう。
そのために、そのパターンの時に検索順位の上位記事を分析し、
自分の記事にどんな情報が足りないのか?を抽出して、追記して行って下さい。
攻め6: AMPの検索順位を計測
AMP対応してますか?していればぜひ試して欲しいのが、AMPのURLを計測する事。
例えばこのサイトのAMPのURLは末尾に「?amp=」が付きます。
これはCMSやプラグインによって違いますので確認してみて下さい。
GRCモバイル版でのみ、
計測されたURLにこのパラメータが付いているかどうかで、AMP版が表示されたかどうかが分かります。
なお、PC版で計測しても圏外と測定されてしまいます。
攻め7: GRCは広告も追えるよ!
競合のPPC(リスティング)広告の掲載順位を追尾できます。
最初にキーワードと競合URLを登録してから、
編集 > 調査項目の追加 > 広告追跡項目
で広告追跡項目を新たに追加する必要があります。
予め断わっておくと、精度は低めです。笑
リスティング広告なんて日別の予算やLPの文言変更などで簡単に順位が変わったりもするのですが、
競合サイトがどれだけ集客に予算突っ込んでるかの一つの目安にはなりますね。
攻め8: 「上位100位分析」はアルゴリズム大変動が起きた時に分析したい人は必須
特定のキーワードを登録すると、
その1位~100位までのURLを全て記録してくれます。
編集 > 調査項目の追加 > 上位100追跡項目
ちなみに、SEO会社でガチの研究部隊持ってる所は、これ1,000とか10,000単位のキーワード数で一つ一つ日々数字取ってたりします。
攻め9: サイトの露出度を点数で計算する
GRCには独自の指標「サイトスコア」と言うものがあります。
これはサイトがどれだけ検索上位を取れているかで、
独自の採点基準により点数で表示してくれます。
GRCに登録し計測したデータのみが計算の対象。
なので競合記事の順位を大量に計測しているならこの機能で、
どれだけ検索露出を実現できているか数値化して見ても良いかもです。
編集 > 調査項目の追加 > サイトスコア項目
GRC使い方:「守り」のSEO分析編
これはGRCを使ってSEOの不具合を見つけるための項目です。
守り1: 1位を取れて当たり前のキーワードを見落としていないか?
「1位を取れて当たり前」のKWは以下。
全てGRCに登録して定点観測がお勧め。1?サイト名
2?ドメイン
3?記事タイトル
4?記事URL
5?site:ドメイン
6?site:記事URL1位でないものがあれば1位にする様に努力したい所。
また1位だった順位が揺れたら、サイト評価/検索意図が大きく変わった可能性がある。— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年10月28日
これらは基本的に1位を取れていて当然です。
サイトごと、記事ごとにGRCに登録しておきましょう。
サイト名が他のサイトと重複してしまっている場合など、
中には1位でないケースもありますが、極力1位を取れる様に努力したい所です。
特にサイト名と記事タイトル以外は、
1位で無ければ何等かの不具合が生じている可能性を疑って下さい。
守り2: 検索結果のURL見落としてない?GRCで確認必須
「別のURLで代わる代わるランクインしている場合」
があります。
これを調べるには、「ランクインページ」タブに切り替えましょう。
親切にも、URLが切り替わった日は赤で目立つように表示してくれます。
ランクインするURLが変わるって、本来はよろしくありません。
「URLの入れ替わり」はつまり重複記事とGoogleに認識されている可能性を意味します。
文言が似た箇所を削除する、1記事に統一する、
1記事へ他の記事から301リダイレクトを設定する、
などなど、重複をなくしてから順位の様子を見てみて下さい。
守り3: Google、記事タイトルを間違って覚えてない?
これは「Google詳細」タブに切り替える事で分かります。
なぜか検索順位が上がらない…
なぜか突然検索順位が落ちた…
などと言う場合、
我々にとって盲点になりがちなのが、
「Googleが記事titleを書き換えている」ケース。
また、自分で管理していない媒体で記事を展開している場合。
SNSやブログ、noteなどですね。
この辺りで、自分が設定した覚えのないtitleに書き換えられてしまうケースがあります。
こう言う場合、この「Google詳細」タブで見てみると、
titleが空白だったり書き換えられていたりします。
CMS運営元に要確認を。最近とある媒体で多く見られますが、基本的にこちらは文句を言えません。
またこの「Google詳細」タブですが、
検索結果の「もしかして」が表示されると記録してくれます。
この「もしかして」は当然ながら、
あまり検索されないキーワードかつよく検索される別のよく似たキーワードが存在する場合に表示されます。
例えばひらがなで検索した場合、漢字に書き換えて「もしかして」と表示されたりとか。
この場合、この「もしかして:」のキーワードも同じ記事で対策してしまいましょう。
大体、記事titleやhタグ、本文に記述するぐらいでOKな場合が多いです。
守り4: 「何を追記すべきか」がスニペットに表れる
GRCで計測したキーワードの検索結果表示URLとタイトルは同じでも、
スニペットが異なる事があります。
これも「Google詳細」タブで確認できます。
下図の様な状態ですね。
この場合、「高い順位」「低い順位」それぞれで、
スニペット(メタディスクリプションの事)が変わるなどの状況が見られる場合もあります。
大抵スニペットを見ると、
- まだ情報が記事内で少ない
- だけどかろうじて単語が一致して検索にヒットしている
- それゆえ順位は低い
と言った状態である事に気づきます。
これも要改善。
高い順位と低い順位のスニペットを見比べ、記事内に情報の追記をしてみましょう。
GRC使い方:「GRC+α」のSEO分析編
GRCと他の手法を組合わせるやり方です。
これを書きすぎるとそもそもGRCいる?みたいな話になるんでw、
ざっといくつか書いておきます。
GRC+目視で順位変動の要因を特定するには
検索順位がめちゃくちゃ揺れたら、
「どのURLで検索結果で表示されたか」
を目視してみよう。
?揺れるたびに違うURLが表示
?複数URLが入れ替わり表示(1URL→3URL→2URL等)→全て似た様な記事と認識された可能性あり。
対策は以下。
?titleと見出し修正
?記事が短いor薄いなら方向性を明確化— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年10月8日
順位計測ツールであるGRCが不得意とするのが、
この「複数のURLでランクインした場合」の計測。
GRCに限らず大抵の順位検索ツールは、検索結果に表示されたうち1番上のURLだけしか記録できません。
検索順位が大きく下がる場合、複数URLでランクインしている事があります。
ですので検索順位が大きく下がったら、
実際に検索結果を見に行きましょう。
もし複数URLでランクインしていたら、
Googleが混乱している可能性があるんですね。
「この検索キーワードへの回答して、似た様な記事が沢山あるよね」
とGoogleが思ってるって事です。
上記「URL見落としてない?GRCで確認必須」でも書きましたが、
重複だと思われている可能性があります。
重複対策はこの項を参照してください。
GRC+GSCでお宝キーワードを見つける
小アクセスで発生狙うなら、
GSCで100位以下のKWを見つけて記事を書くと良い。検索ユーザーが検索して100位以下まで表示した実績のある、悩みが深くて熱量高いKW。
低い順位でも見に来て貰えると楽。月20セッションで1万発生したりとかするよ。
アドセンスならPRPM万単位のジャンルがマスト。 pic.twitter.com/G4BQmZTgcn— おおき/SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年8月30日
これはまずGoogle Search Consoleでキーワードを拾えるだけ拾ってから、
記事を書いてなくてもひとまずGRCに登録しておくと良いです。
大抵こう言ったキーワードは似通っているので、1記事に情報をまとめて書ける事が多いです。
なので記事を書いてしまった後は、上がって来ないキーワード=満たせていない検索意図だと考えてよいでしょう。
後は日々の順位推移を見ながら、そこに該当する情報を追記していくだけですね。
GRC使い方まとめ
GRCは安く、便利な検索順位チェックツールです。
この記事を片手に、GRCを検索順位の向上に役立ててみて下さい。
コメント
質問失礼します。
「基礎2: 記事URLは登録しない」とのことですが、サイトドメインが「https://aaa.co.jp」だった場合、トップページは「aaa.co.jp」、個別ページは「aaa.co.jp/aaa」や「aaa.co.jp/bbb」と登録すればいいのでしょうか?
よろしくお願い致します。
杉村様、ご質問ありがとうございます。
サイトドメインが「https://aaa.co.jp」だった場合、
全てのキーワードの測定URLを aaa.co.jp で統一すると言う意味です。
伝わりますでしょうか。追加でご不明な場合は返信頂けると幸いです!