SEOで勝てる人には3つの特徴のいずれかがあります。
1つ目は優良なコンテンツ。2つ目は高い権威性。
では3つ目は何か?
それは、「未来予測」です。
- 「これから流行る」と言われるテーマについて調べる
- 分かる範囲で記事を書く
- 誰も知らないうちにコンテンツをアップしておく
- 世間が気づいた時には既に検索上位にいる
- 新しい情報が出るたびに少しずつ追記する(←楽)
と言う手順です。またメリットとして、
- 他にサイトが無いので被リンクを集中的に貰えたり
- 先行者として、権威サイトの1つに数えられる
事もあります。この「未来予測SEO」は時に優良コンテンツも権威性も関係なしに、検索上位を占めることが今でも可能です。
むしろSEOで権威性全盛期の今、こうした抜け道は選択肢の一つに数えておきたい所。
未来予測が当たった事例
例えば2010年代前半、自動運転、仮想通貨、ドローンなどが「来る」とか言われていました。そこで半信半疑で面白がってサイトを作って放置しておいたところ、気がついたら検索上位を占めていたことがありました。
例:「自動運転」の検索数の推移
手が回らないのもあってメンテを割とサボっていたにもかかわらず、それなりに大きいキーワードで数年間上位にいた事があります。
更にこれらのサイト、Google Analyticsでアクセス解析を見ると、国内の某有名MBA(経営学大学院)を展開する学校のドメインから定期的にアクセスがありました。職員か学生の方が何かの研究の参考にしたのかも知れません。当時ほとんど情報が無かったですからね。
と言った感じで、未来予測は当たれば大きな成果を埋めます。
今ですか?メンテをサボってどんどん落ちて行きましたw 今は全然違うジャンルで色々やっております。
未来予測を簡単にする方法
SEOを未来予測で上げる事は、実はさほど難しくはありません。なぜなら、「これから来る」と巷で既に言われてるものに着目すれば良いからです。ではどういった所にアンテナを張れば良いのでしょうか。
本を見る
なぜ本がおすすめなのか?ネットにはない情報が多いからです。
ネットにある情報はどうしても互いに参考にしあったりして似てきがちです。本は侮れないですよ。割と最新の情報を独自にまとめた本はかなりありますし。その中からキーワードを拾って記事を書くと良いかと思います。
未来予測についての代表的な本を挙げてみます。
- 2030年の世界地図帳(落合陽一)
- 2030年ジャック・アタリの未来予測(ジャック アタリ)
- ヒット大予測 2020-2021(日経トレンディ)
- 日経トレンディ2月号臨時増刊 未来予測 キーワード&カレンダー(日経TRENDY)
- マッキンゼーが予測する未来
- 2050年の世界(英『エコノミスト』編集部)
- 2030年 世界はこう変わる(米国国家情報会議) など
これらの本の中にはやや古いものもありますが、それでも発売当時はあまり知られてなかったキーワードがかなり含まれています。既に話題となっているAI、VR、MR、ドローンからMaas、カーブサイドピックアップ、アディダス4D、ルビーチョコレートなどなど。
もちろん記事を書くならコピペはNGですよ。あくまで参考とするのが望ましいです。あなたの独自取材や別のソースから裏付けのデータなどを持ってこれれば一番いいですね。
また医療情報など、人命に影響するテーマもお勧めしません。
マニアや業界の人と話す
あなたのサイトのジャンルのマニアな人、業界の人、身近にいますか?
私は某美容やアパレルジャンル等のマニアの人達の中に身を置いているのですが、マニアや業界人は「これからの日本のこのジャンルはこうなる」と言う一家言を持ってる人が少なくありません。
世界の最先端の動向を追っている人がいて、そう言う人はこの後日本で何が起こるか予測出来ている訳です。なので彼らにインタビューして今後の未来を語って貰うのもありです。
企業や調査機関のトレンド予測を見る
例えばリクルートの「トレンド予測」や日経の大予測2020-2021、2020年ヒット予測ランキングなどはテーマ毎のキーワードこそ独特ですが、住宅や飲食などのトレンド予測をしているのでこちらも参考になります。
海外のサイトを見る
海外のトレンドが3年もたってから日本にやってくる、と言うのは良くある話。英語が分からなくてもChromeの翻訳で、あなたのサイトのジャンルのトレンドを追ってみましょう。だいたい、
- 「(ジャンル名) trends」
- 「(ジャンル名) market outlook」
- 「(ジャンル名) 2020」
- 「(ジャンル名) industry analysis」
とかで検索すれば沢山出てきます。あるいは単純にただ英語であなたのサイトのジャンルについてググってみてもいいですね。
私の場合、例えばある珍しいスーパーフードについてたまたま海外の記事を目にしたのをきっかけに、記事を書いた事があります。競合なんていないので検索上位にはすぐ上がってきました。1年後くらいに検索数がじわじわ増えて来て、アクセスを稼げたことがあります。
なお海外情報は、調べて分かった情報は日本向けにカスタマイズした方がいいです。例えば法律や税金について海外のサイトで調べた知識は日本では使えない事が多いですからね。
常に未来を見てる人をチェックする
これは完全に好みになりますが、未来の事を語るのが好きな人の発言は面白いキーワードが多いです。例えば…
- 高城剛さん
- 堀江貴文さん
- 落合陽一さん
などですね。彼らは自分で調査したり関わり、一次情報を発信されてる事も少なくないです。
冒頭でお伝えしたうちドローンについては、高城さんの著書『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?』を2016年に読んで世界の当時の最先端事情を知りました。かなりサイト作成に参考にさせて頂いた事があります。
もちろん本のコピペとかしてませんよ。当時は英語の情報がほとんどでした。なので海外の情報も併せてまとめ、そこからドローン専門店の方にインタビューし、と言うのを繰り返して記事を厚くしていきました。
未来予測SEOは量産方式が向いている
未来予測の成功事例とやり方をご紹介しましたが、実は1つ成功する裏で10倍くらいの失敗があります。笑
私も「絶対来るぞ」と言われて記事を仕込んでおいたあのアプリや食品が全然日本で流行らなかったとか、かなりあります。
これはもう、そう言うもんだと思った方がいいです。そう言う記事でもバックリンクとして役立ってくれます。笑
最初からコンテンツ制作に時間をかけない
最初は思ってる数分の一くらいの文量で良いと思います。先に挙げた自動運転や仮想通貨のサイトなどは最初1,000文字くらいでしたから。後から新しい情報を知るたびに文章を追加していきました。最終的には1万文字とかそのぐらいになってます。
私の場合、大抵飽きて放置しちゃうんですけど、律儀に追記やリライトをしてくとより伸びる事が多いんですね。なぜなら新しい分野は常に新しい情報が求められるからです。トレンド要素が少し強いジャンルが多いですね。
と言った感じで、この「未来予測SEO」の手法は、狙いすまして高い命中率を誇るスナイパータイプの人よりも、記事や動画を黙々と作って1割の当りを狙う散弾銃乱射タイプの人に向いてるでしょうね。
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