検索ランキングの本質は人気投票
Googleの言う「優れたコンテンツ」ってのは少々語弊があって、正しくは、
「(実際に優れているかどうかはさておき)皆が”これは優れているぞ”と言うシグナルをSNSのいいねやブクマ、発リンク等で発信したくなるコンテンツ」
の事だよ。
Google先生は照れ屋だからそこまではっきりと言ってくれない。— おおき@SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年4月4日
「人が見たい、知りたいもの」を検索KWへの回答として表示したいのが検索エンジンの意向です。
そのコンテンツが優れているかどうかではなく、
多くの人が「これ見たかった」と思えたら、そのシグナルをリンクやSNSのLikeなど、
様々な指標から読み取って検索順位に適用させていると考えられます。
ただ 優れているだけでは駄目 です。
優れている事を多くの人が認めたシグナルをGoogleが拾えないといけません。
そのコンテンツに対して多くの人が反応すればOKです。
肯定的な意見が多くても批判が多くても、あまり関係ありません。
例えば、極論ですが、SNSで超有名な人が数行の記事を書いて拡散すれば、
そこそこ大きなキーワードでしばらく上位表示される、といった程度の事は十分あり得ます。
事実、たまに見かけますしね。
(それが良いとか悪いとかではなく)
それ以上でも以下でもありません。
セマンティック検索などで意味の理解には努めますが、
それぞれのコンテンツが「良い」のか「悪い」のかを判断する事は出来ません。
そこで外部評価として、多くの人のシグナルに頼る事になります。
従って人気投票化せざるを得ないのです。
人気投票すなわち影響力が評価される
SEO対策は様々なアプローチが存在しますが、
その側面が人気投票であるなら、
あなたの影響力を高めてしまう 事は一つのやり方としてありです。
例えば欧米で主流なのが、
個人が顔も名前も経歴も公開し、ブログで自分の意見を発信すると言うもの。
記事を公開すればSNSで拡散し、
ブログ記事のコメント欄は開放し、多い場合は1,000件、10,000件単位でコメントがつきます。
もちろん誹謗中傷も多いのですが、欧米では個人が自己主張する事が当たり前なので、誹謗中傷もあまり気にされません。
これはやればやるほどSEOに間接的に影響してきます。
ブログ記事を起点に議論が発生し、コメント数が伸び、
SNSで拡散すると言う流れは、人気投票で上位を取る事に近いのです。
まあ、とは言え、日本は匿名文化ですのでこの手法は厳しいかも知れません。
ただし 匿名であっても影響力を高める事は可能 です。
サイトや管理人をブランド化し、影響力を高め、
人気投票市場で勝ちに行く事はやりようによっては可能ですよね。
なおこの方法のデメリットを挙げておくと、
狙ったKWで上位表示をできないリスクがある事です。
同時に狙っていないKWで上位表示してしまうリスクも孕みます。
狙ったKWをピンポイントで狙う場合は、
検索意図に綺麗に沿った記事を書き上げる 企画力が必要になります。
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