「検索意図」って重要だけどふわっとしてて、調べづらいですよね。
実は検索意図は検索結果からある程度読み取る事が可能です。
KWの検索意図をさっと調べるには、 ・そのまま検索 ・””でKWを囲って検索 ・KWの前にintitle: を付けて検索 してどんなサイトが上位に来ているかで大体わかる。 PPCは一旦参考にしなくていいです。
— おーき@SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年2月18日
この記事では、通常検索を前提に、簡単に検索意図を調べる方法を解説しておきますね。
検索意図は、以下の要素が複合的に含まれる事がほとんどです。
従ってキーワードによって検索意図は微妙に変化します。
必ずしも100%確実とは言えませんが、おおむねこんな傾向だよってお話です。
検索意図を推測するヒントとして見て下さい。
1.検索意図を検索結果の上位10位で判断する
ものすごーく端的に言うと、
検索結果の上位10位の各ページタイトルと、hタグ、
そして検索サジェストを集めて見ましょう。
これでざっくりと検索意図を理解できます。
ちなみに「PPCは参考にしなくていい」と書いてますが、
PPCが複数あるほど、今すぐ購入したいという意図がKWに含まれると思って良いです。
その他にも検索意図を推測する方法はあります。
こんな観点で見てみて下さい。
2.キーワードの種類で検索意図を判断する
ビッグキーワードの検索意図の傾向は?
あくまで傾向ですが、ビッグキーワードになるほど、検索意図は広がっていきます。
今すぐ買いたい人もいれば、「とは何か」を調べたい人もいるし、誰かの口コミを見たい人もいます。
基本的にビッグワードを狙うのは難易度の高さからおすすめしません。
どうしても狙いたい人は、これらの意図をそれぞれ満たすような「全部入り」の記事を書くか、
トップページをリンク集の様な構造にして、下層ページにそれぞれ色々な検索意図に回答するような記事を入れる、という構造が良いです。
さらにYMYL(お金、健康に関する領域)のキーワードであるほど、
よりEAT(専門性、権威性、信頼性)の強いサイトが上位に上がってきます。
EATの強いサイトとはその領域で誰もが知っているようなサイトと思って差し支えありません。
例えば「保険」で検索してみて下さい。
保険は典型的なYMYLキーワードです。
上記で書いたような複数の検索意図が含まれた検索結果になってます。
上位がほぼ全てリンク集型で、下層に多数の記事がぶら下がってます。
さらにその領域では誰もが知っているような、EATの強いサイトばかりです。
これはGoogleが検索ユーザーに対して、
EATを担保しつつ、多様な検索結果にも回答できるような検索結果を返そうとした結果です。
この辺りはアフィリエイターが挑戦しても中々勝ち目のないキーワードですね。
ミドル~テールキーワードの検索意図の傾向
ミドル~テールになるほど検索意図は絞られてきます。
そのため検索結果の上位サイトの多様性は抑えられ、似通った内容の記事が多くなりがちです。
そのため検索意図はテールになるほど、タイトル、hタグを見れば読み取りやすくなります。
3.検索結果の「枠」の種類で検索意図を判断する場合
上記ではキーワードの種類別に検索意図をどう読み解くかを書きました。
以降では検索結果にどんな枠が表示されれば、どんな検索意図なのかをざっくり書きます。
広告枠が多い場合の検索意図
「今すぐ買いたい」意図が多分に含まれるほど広告枠が増えます。
PC検索結果上部4枠、下部3枠、スマホ検索結果上部3枠、下部3枠だと最強ですね。
PPCへの出稿が枠いっぱいになっており、各企業がこぞって「刈り取り」に来ている状態です。
これ以外にもPL(Googleショッピング)枠が表示されている場合、
同じく非常に強い購買意欲があるキーワードになります。
まあ広告枠がフルに埋まってる時点でレッドオーシャンですよね。
地図(ローカルパック)が表示される場合の検索意図
今の位置情報から近隣の店舗を表示しています。
これが表示される際も、基本的には「今買いに行きたい」意図がある可能性があります。
(上記で例示した「保険」検索結果にもありますね・・)
ニュース・ナレッジグラフ・アンサーボックス枠等が表示
これは情報を欲しがる意図があるためです。
情報を得られれば満足すると思われる場合も多いと思われます。
アフィリエイターは狙わなくていいキーワードもあるでしょうね。
購買意欲が弱い可能性が高いので。
4.検索上位にランクインしたページの種類で検索意図を判断する場合
ここでは上位表示された記事に、どのようなものが含まれるかで判断する方法をお伝えします。
TLDが多い場合の検索意図
トップレベルドメインの事。
例えば金融庁のドメインは「fsa.go.jp」ですが、TLDはそのうち「go.jp」の部分を指します。
特定の人、団体しか取得できないTLDがありますが、
これが検索上位に多いと、検索意図として、検索結果に一定以上の信頼性や権威性を求めている可能性が高いです。
その場合一般的なドメインがランクに食い込むことが難しくなる傾向が見て取れます。
例えば「.edu」や「.gov」、「.go.jp」、「.or.jp」などは特定の教育機関や政府などしか取得できないドメインです。
極端な例を挙げると、例えば「警察」とかで検索してみて下さい。
この手のTLDしか上位にいません。
権威性のあるドメインが多い場合の検索意図
上記の様なTLDではないものの、大企業や巨大サイトなど、
既に強い権威性のあるサイトが検索上位に多くても、
検索意図として、検索結果に一定以上の信頼性や権威性を求めている可能性が高いです。
事業者 vs アフィリエイトサイト、比較・口コミサイトは?
検索上位に事業者とアフィサイトの割合がどれだけあるかで検索意図は変わります。
事業者が多い場合はそのサービスにお金を出したい人が多い可能性があります。
一方、アフィサイトなどが多い場合、逆に検索意図として「第3者の意見を聞きたい」と言うものがある可能性があります。
Googleはこのシグナルを認識した場合、あえて事業者を上位に表示しない事があります。
アフィリエイターにとっては狙うべきキーワードと捉えて良さそうです。
検索で評価されにくいサイトが多い場合の検索意図
これはかつてTwitterで呟いたこれですね。
SEOしやすいキーワードを見分けるには検索結果に以下のサイトが多いほど上げやすい。経験則で知ってる人は多いかと。
・知恵袋とかのQ&A
・Wikipedia、コトバンクとかの辞書
・Weblio
・PDFページ例外は…多分無いと思う。笑
— おおき@SEOコンサル (@ossan_mini) 2017年7月22日
補足記事はこちら。
SEOしやすいキーワードを解説してみた
これ、検索意図はほとんど無いと思った方が良さそうです。
なぜなら過去にほとんど検索されたことの無いキーワードの可能性があるからです。
コメント
はじめまして。
突然のメッセージ失礼します。
この5月以降のアップデートにより、検索順位が軒並み下がりました。
15万くらいあったPVが、今では5000くらいです。泣
記事数は150くらいあるので、何から手をつけてよいのか途方に暮れています。
何が良いアドバイスはありますか?
小田さん、コメントありがとうございます。
一応ペナルティでは無かった事が確認できた、という前提でお伝えすると、
まずもし出来るのであれば、アプデ前と後で、検索上位にどんなページが増えて、どんなページが減ったか分かれば、その特徴を割り出した方が早いです。
次に記事の品質が「質が低い」とGoogleが判断した可能性があります(実際どうかは別として)。
なので
「site:ドメイン」
で検索して、以下の事を探してみて下さい。
・トップページやカテゴリページの順位が大きく下がっていないか
・一番最下位となっているページに特長はあるか
(特定のカテゴリ、文字数が少ない、見出し等が設置されておらず情報の整理がされていない、内部リンク数が少ない、広告がページ上部にとても多いなど)
→最下位のページ達はサイト内でGoogleが最も低品質だと認識している可能性が高いです。
また、最近多いのが、インデックス削除を突然されていたと言う場合もあります。
トップやカテゴリトップ、稼ぎの大きいページを中心に、インデックス削除されていないかの確認をしてみて下さい。
ご不明点ありましたら追加でコメントか、Twitter( twitter.com/ossan_mini )などでご連絡頂ければと思います。何とぞよろしくお願いいたします。