2018年後半のアフィリエイター/ブロガー向けSEO

2018年後半のSEO

2018年も残り5カ月。
少しだけSEOの風向きが変わって来た様に感じたので、後半の勝ち方な部分を予想しました。

最新のSEOの勝ち方を知りたいと言う人に向けた記事です。

参考:SEO予測記事
2021年のSEOまとめ
2020年後半のSEOまとめ
2020年前半のSEOまとめ
2019年のSEOまとめ

予想と言いましたが、ほぼ既に現状は近い状態であり、今後ますますこの傾向が強まると言うものと捉えて下さい。

1.YMYLのE-A-T強化に備える

※YMYLとはお金や健康などのデリケートなジャンルを指しており、
EATとは専門性、権威性、信頼性を表します。

近年、YMYL領域でEATが強くなりがちな企業や公共機関や専門家のサイトが、
検索上位に来やすくなっている傾向が見られます。

この傾向は今後ますます強まると見られ、アフィリエイターやブロガーにとっても重要な要素になりつつあります。

という状況の中、Googleの『検索品質評価ガイドライン』の一部が刷新されました。

※詳細についてはThe SEM Postと言う、世界の検索マーケティング界隈でトップクラスに有名なサイトが解説しています。

※Googleの評価者(レイター)向けに、どのような基準でサイトを評価するべきかをまとめたガイドです。
これが後々のアルゴリズムに影響を与える可能性があるため、SEOに関わる人はなるべく見ておいた方が良いのです。
そもそもアルゴ以前に下記の要素は既にとても重要ですので、ぜひ押さえておいて下さい。

プロフなどで専門性と実績アピール

今回のガイドラインのアップデートでは、ざっくり言えば、YMYL領域のEATを相変わらず重視する様な内容が含まれていました。
なので、

アフィリエイターやブロガーは、SEO観点では自分の専門性を強く打ち出す方が良い

というお話です。

例えば美容系のブログを書くなら、そのジャンルにいかに詳しいのか、専門性のアピールや実績の掲載などを、可能な限り出来ると良いでしょう。

もちろんそれが出来ない場合は、難関キーワードの上位を攻める事は難しくても、
難易度の低いキーワードはいくらでもあるので、そういったミドル~テールKWを主戦場にすればよいだけです。

中古ドメインの人気が再々々々々々々々々々燃するかも

長い長い歴史を誇るブラックSEOの話です。
私は特に推奨している訳ではありませんが、市場の傾向として、YMYL領域の特殊性に対抗するために、中古ドメインをバックリンク化すると言う古典的な手法も一部では人気が再燃しそうだと感じます。

もし中古ドメインからリンクを貼ったり301リダイレクトをする際にはできるだけ、

その中古ドメインにもサイトを載せて「運用している体(てい)」を演出

した方が良いです。まあできればしっかり運用出来れば理想です。
関連するオリジナルコンテンツを載せるなど、機械的・無機質にならないようにする方が良いです。

他にもアンカーテキストの分散掲載位置(ヘッダー、フッター、Bodyテキスト等)の分散は必須ですし、
リンク本数も1URLや1つの掲載位置からはなべく1本か少な目の本数にしておきましょう。

あとこれも基本的な事ですが、中古ドメインはGoogle Search Consoleには登録しないようにしましょう。笑

業務量とのトレードオフではありますが、これだけでリスクをだいぶ減らせます。

2.SEO意識したサイト/記事設計の重要性が向上

これはいわずもがななのですが、
検索意図を満たすコンテンツ制作はSEOでは必須です。

仮に検索意図がABCDEの5つあるとすると、ABCDEだけをサイトに含めるような高い純度が最も効率が良く、美しいSEOになります。

ただ多くの場合、ABC+F+Gとか、AC+DE+Fと言った、必要なコンテンツの欠如や、余分なコンテンツが入り込んだりと言う事の方が多いかと思います。

とにかく最初になるべく厳密に検索意図をリサーチで類推し、
出来る限り必要な検索意図「だけ」を満たすコンテンツ作りが必要になります。

とは言え、検索意図は時期など様々な要因によって変動したりもします。
ですから同じ検索KWでも1年前と今日とでは若干違っている事がしばしばあります。
検索順位がガラッと変動した時は、Googleの考える検索意図の変動があったかも知れません。

従って検索意図のリサーチ、そこからのサイト設計や記事設計は1度完了してもそこで終わりとは限りません

こんな感じでサイト設計、記事設計は建築で言う図面に相当するのですが、
コンテンツ過多の昨今、この図面の精度がますます重要視されています。

言い方を変えると、いま上位に位置する記事が必ずしも図面を完璧に引けているとは限らず、付け入る隙はまだあると言う事です。

3.逆に敢えてSEO無視、熱量高め記事の評価も向上

ここまでサイト設計や記事設計の重要性を説きましたが、逆張りも悪く無いよ、というお話もします。

明らかに検索意図を満たしておらず、なぜこの記事が検索上位に来ているのか、説明できないものを検索上位で見かける機会が増えているなと感じます。
そう言った記事の特徴としては、ひとえにおびただしい熱量をまとっている記事であると言えます。

サービスや商品に対して、個人的な熱い意見、偏った感想、至福の喜び、異常なレベルの愛情を表現したものなどなど、
煮詰まった感情をドロッドロの濃度でぶつけてきたかのような、そういう記事だったりします。

SEOのサイト設計や記事設計となるとどうしても無表情なつくりになりかねないのですが、
他方ではそうしたセオリー無視の、喜怒哀楽がほとばしる一投みたいなものが案外検索市場で高パフォーマンスを出していたりするのです。

ですからサイト設計や記事設計と言った手法にどうしても抵抗感を感じる方は、
熱量過多の記事を書いてみてもいいでしょう。

ただし、いずれにしても1つ注意点があって、ただ勢いに任せるのではなく、

詳細を作りこむと言う観点は必ず持っておいて下さい。

Googleはサイト設計、記事設計の精度だけでなく、
被リンクやサイテーション(引用・言及される事)、検索ユーザーの行動(滞在時間や直帰率など)も含めて間接的な評価指標を持っていると考えられます。

そうなると熱量を帯びた記事に期待される重要な役割の一つが人を動かす事であり、
ただ暑苦しいだけの記事ではそれを達成する事は難しいのです。

熱量の余りついついうっかり細部まで作りこんでしまった様な記事の方が、熱量も伝わり説得力も増し、人の行動を後押ししてくれる可能性が高いのです。

さらにテクニカルな観点で言うと、詳細を作りこむことはすなわち共起語などの関連語彙が充実する事に繋がるため、コンテンツとして案外検索意図の多くを満たせる可能性もあるのです。

(少し熱量高めに書いてみましたがいかがでしょうかw)

4.ユーザー行動の喚起の重要性が向上

上記では情熱を帯びた様な記事がユーザーの行動を促し、間接的にSEOに貢献すると言う話を書きましたが、
ユーザーの行動を促すと言う事は良質なコンテンツであると見なされやすいと考えられます。

例えば検索から入って来たユーザーがつい読み込んでしまい長居してしまう事は、立派なユーザー行動の促進です。

他にも記事間やサイト全体を巡回させる様な気の利いた文言と内部リンクを用意したり、
SNSでシェアさせたり、別ドメインへ誘導したり、コメントさせたり等々がそれに該当します。

まとめ

なんか色々書きましたが、一言で2018年後半のSEOを説明するなら、結局は良いコンテンツを作ろう、できれば専門家になろう、と言う辺りに収束するのかなと。
俯瞰すれば昔からSEOの本質はさほど変わらないなあとも思います。

と言う訳で今年も残り5カ月、頑張りましょう。

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