2020年後半のSEO予想とやるべき事

2020年後半のSEO

2020年も6月に入り、早くも半分が終了しましたね。残りの半年間ぐらいのSEOで必要となる考え方をつらつらと挙げてみようと思います。

参考:SEO予測記事
2021年のSEOまとめ
2020年前半のSEOまとめ
2019年のSEOまとめ
2018年のSEOまとめ

多くのSEOプレイヤーが撤退した2020年前半

2020年以前からの現象ではありますが、Googleのアップデートを受けて検索順位が下がってしまい、市場から撤退を余儀なくされたサイト運営者が続出しました。

コンテンツコストの異様な高騰×権威性を重視するアルゴリズム。

この相乗効果で、ますますSEO1本の集客は厳しくなりました。そしてこの傾向に、更に2020年後半も、その先も拍車がかかるものと考えられます。

ではどの様な観点からSEOを観れば良いのでしょうか?

2020年後半のSEOで取り入れたい考え方

コンテンツコストの高騰を避けよう

まずこれを避ける事が重要です。

これらは競争の激しいキーワードほど、相対的にコンテンツ価値がデフレ化している事で起こる現象ですね。

1つの記事に数十万円とか、メンテナンス費用を含めて100万円を越えるものが珍しくない状態です。じゃあ100記事用意するといくらかかるのって話ですよね。検索上位を取れれば回収できたとしても、途中で落とされれば赤転待ったなしです。

コンテンツコストを下げるやり方として以下のものがあります。

  • 別のキーワードを狙う
  • 別のジャンルを狙う
  • SNS、YouTube、広告などSEO以外で集客する
  • 先に権威性を高めてからSEOに再挑戦する

私も多くのジャンルでこのいずれかを実施していて、集客が凄く楽になっています。

権威性を高めよう

2020年前半のSEOまとめでも言った事ですが、権威性を少しでも高める努力をしましょう。

前提として、人は権威が大好きです

情報の取捨選択をしてくれますし、権威の言う事は盲目的に従いたい。脳内の選択コストを抑えられるからです。情報余りの現代に必要とされる存在なのです。

そしてGoogleはユーザー行動の数値からそれをよーく理解しています。だから権威性を重視するのです。

アフィリエイターがどれだけ検索アルゴのアプデによる局所的な検索結果の不備を批判しても、アプデは全体最適なんです。全体的に検索ユーザーの満足度が上がったと見れば、いくら部分的におかしい検索結果があったとしても、Googleは何度でもアプデで権威性を重視し続けます。

女子高生にとってのキラーコンテンツは彼氏からのメールだ」とは高城剛さんの有名な言葉ですが、コンテンツの良し悪しより自分にとって影響力の強い人からの言葉を重視したいのが人間と言うもの。

その前提に立って俯瞰するなら、当面の間はSEOプレイヤーも権威性(らしきもの)を身に着けてからSEOに取り掛かるという順番が効率が良いのです。

仮に権威性などフル無視でやってもキーワードの選び方やリサーチ方法、記事の書き方次第で多少はまだ稼げます。が、それは無駄をそぎ落とした筋肉質なサイト運用が求められがちです。つまり費用対効果(ROI)が悪いケースが増えているのです。SEOプレイヤーに用意された席が年々減少の一途をたどるからです。

そこでお勧めな考え方として、「SEOのチューニングしたサイトを作ってからSNSを頑張る」ではなく、「SNSをちょっと頑張った後にサイトを作り始める」の順番ですね。

この方がインデックスや検索順位の上昇が早く、かつSNSを更新していなくてもSNSからの流入が底堅いなど、リスクヘッジになるメリットが多いんですよ。

目指すはジャーナリストかマニアになる事

SNSでターゲット層と繋がり、ターゲット層の知りたい情報を積極的に発信するなどして貢献し、狭い分野で「〇〇と言えば」で1番に思い出して貰える様に日々活動する。その後にサイトを公開する。

これは自分の足で一次情報を稼ぐジャーナリスト的な動きになります。あるいはマニアとして同じ分野のマニア同士と濃い繋がりを作り、マニアからも一目置かれる存在を目指すと良いです。

以下は私のアカウントの1つのとある投稿の数値。マニア向けアカウントなのですが、フォロワー3,000人ほどでもたまにこうやってバズります。

tweet activity

結果的にこう言ったやり方の方が、高価なコンテンツコストを支払ってまでSEO1本でやるより、とても楽に検索上位表示につながる事が多いです。

また、SNSからの流入や指名検索の増加でトータルのアクセス数が倍増するなど、やってみて分かる思わぬ副産物もあります。

第三者の権威を利用する

権威者に自分がなるまで待つのは嫌だな…と思う人は、以下の考え方もSEOにおいては有りです。

  1. 権威者と組む
  2. 権威なプラットフォームを使う(noteなど)

1.はその道の権威となっている人にコンテンツを作ってもらう、監修してもらうと言うものです。ただし人選を間違えるのはNGで、「ターゲット層にとっての権威」となる人にお願いする必要がありますし、そのコンテンツがターゲット層に刺さらないと意味がないです。

また2.については、権威者となっているプラットフォームでコンテンツを作る事でSEOでも検索上位表示を目指しつつ収益化も行うと言うもの。例えば以下。

  • note
  • Medium(パートナープログラムによる収益化あり)
  • g.o.a.t(KDDI参加のnoteの様なメディア)
  • tumblr
  • cakes(審査あり)
  • Quora(Q&Aサイトですが強いです)

また簡単に使える訳ではありませんが、クラウドファンディングのプラットフォームでも「活動報告」機能の一部でブログが使えるものもあります。

makuakeはnoindexが入るので外しています。

勿論プラットフォーマーの意に介さない用途での使用はNGです。割とあっさり消されたりしますので。それよりそのプラットフォームを好きになって愛用する方が良いですね。

また、プラットフォーマーの意向に沿った使い方であっても、長期的な使用はお勧めできません。あくまであなたの知名度や権威性を獲得する目的で利用するべきであって、恒常的にこれで稼ぎ続けられると思わない方が良いです。

例えばnoteはtldを「.com」に移行した影響もあり、今とてもGoogle検索で上位表示しやすくなっています。だからnoteで記事を書いてGoogleで上位表示すればいいやと言う考えもあるでしょう。

ですがそれではnote内でトップを取る×Google検索で上位表示すると言う「2つの上位表示」が必要なのです(Mediumなどはもっと難しいです)。

Google検索での上位表示はしっかりしたコンテンツを作る事で達成出来たとして、難しいのはnote内の方。

Google検索の方でレッドオーシャンでもnote内ではまだまだガラ空きなキーワードと言うのは多数存在します。

そこを狙ってnoteで記事を書いてうまくGoogle検索でも上位表示できたとして、目立てば必ずnoteで同じ事をやる人が出てきます。私も何度被せられたか分かりません(笑)。結局そこでコンテンツコストの勝負にもつれ込む事になり得ます。

この問題の本質は、自分がコントロール出来ない他人のプラットフォームを二重に使う事で、リスクも二乗になってしまっていると言う点にあります。だから先に述べた通り「あなたの知名度や権威性を獲得する目的で利用するべき」なのです。

2020年後半のSEOで重要なその他

今年3度目のコアアプデが来るかも

2020年は既に2度、アルゴリズムを大きく改善する更新がありました。年内にあと1回ぐらいコアアルゴリズムアップデートが来ると思われます。

過去のアプデのペースを見てみると、

  • 2019年6月4日
  • 2019年9月24日
  • 2020年1月14日
  • 2020年5月5日

となっています。だいたい四半期に1度。このペースでいけば次は2020年8月〜9月頃かもしれません。と考えるとあっと言う間ですよね。

では次のアップデートがどうなるか?

当然さらに幅広いキーワードで、権威性重視とコンテンツ重視の傾向に拍車がかかるでしょう。

アプデの傾向を掴むには、

  • GRCの上位100位を色んなキーワードで設定しておく
  • いま自分がターゲットとしているキーワードの検索結果のスクリーンショットを撮っておきアプデ後と比較する

と言った事をやると良いでしょう。

この記事では権威性の話ばかり書いてますが、他には内部リンクの重要度が上がった可能性があったり、ユーザー行動がより重視された形跡があったり、動画の表示枠が増えるなど色々な変化がある事が分かります。

ユーザー体験重視の方向か?

2020年5月末に、Googleがアルゴリズムで「ページ体験」と「Core Web Vitals」を組み込むと発表しました。

タイミング的に2020年内ではなく来年以降になりそうですが、今Googleが重視している方向性が「ユーザー体験」であることが分かる重要な発表です。

導入までまだ先の話とは言え元々検索アルゴリズムにおいてユーザー行動は相当重視されてきています。2020年内から準備しても遅くはありません。

UXってどこまで改善すべき?

持論では、収益を目的としたサイトにおいてUXは「そこそこ良い」が良いのかなと思ってます。最高を目指さなくても良いが、平均以下を忌避すべし、がUXにおける私の信条です。

UXは「最高」を目指してしまうとキリがない。かと言ってパフォーマンス上げ続けた所でさほど収益にもSEOにも影響しづらいためです。

ただ一方で、UXと言うものは平均よりちょっと悪いぐらいでユーザーの反応も収益も悪化しやすいんですよね。

だからコストとリターンを考えるに、丁度いいのは「競合より少し良い」ぐらいを維持するのが良いのかなと考えています。

もちろん収益やSEOの費用対効果向上が目的でなければUXは上を目指せるに越したことはないでしょう。

UXは「ユーザーの目的の邪魔をしない事」と言い換えても良い

UXにも色々な考え方があるので一概には言い切れませんが、少なくとも「ユーザー体験を棄損しない事」と言う考え方は持っておいて良いと思います。

ユーザーは情報を調べたいか、何か行動(購入・申込)したい等がほとんどです。SEOでも検索キーワードをDo、Know、Goなどに分類しますよね。

  • Do(購入等行動したい=Transactional)
  • Know(情報を調べたい=Informational)
  • Go(行きたいサイトがある=Navigational)

と言ったものです。これらの目的を邪魔しないサイトである事が重要です。

なので例えば、求めていない広告が多数表示されたり、探してる情報が中々見つからなかったり、自分が求めていないページへ誘導される…などユーザーの元々の目的の邪魔をしない、と言う事に尽きます。

UXを手軽に改善する方法

一番簡単にUXを改善できる方法はこの辺りです。

  • サイト表示を高速化する
  • 広告を減らす
  • SSL化する
  • モバイル対応する
  • ヒートマップを使う

ヒートマップは著名なツールを使うと良いです。以下がお勧め。

ヒートマップでは、良く読まれているエリア、離脱箇所、クリック箇所の3点を見ていき、特に異常値のある部分から改善していきます。「他の記事よりかなり多く離脱している位置」が特定できればその原因を考えると言ったもの。

サイト立ち上げ直後など検索順位がまだ低いうちは、SNSや広告などからアクセスを流し、ヒートマップでコンテンツを改善していくと言うサイクルを延々と繰り返すのもお勧めです。ある程度のアクセスの元使わないと、誤差の範囲の様なユーザー行動に左右されては良くないためです。

やってみると分かりますが、自分が良いと思っている記事でも意外と不評だったり離脱されていたりします。その逆も当然あります。また画像、特に人物の写真などは人がつい立ち止まってしまう、と言うのがヒートマップから分かったりします。

もし記事の中で熟読されている箇所があれば、改めて別の記事でしっかり解説するのも良いでしょう。画像を凝視したりクリックしようとする人が多ければもっと画像を増やしても良いかと思います。実際に修正してみて無意味なら以前の状態に修正すると言うフローを繰り返せば良いです。

また、ヒートマップを使う時間が無ければGoogle Analyticsで「滞在時間」「離脱率」の2つの悪いコンテンツから改善をしていくぐらいでも良いです。

ただしUX改善はやり過ぎると上記の様な「キリが無い」状態となります。数値があまり変わらなければ優れたコンテンツを1つでも多く作る方が全然良いですので。

SEOの前にグロースハック・メディアプランニングを前提とするべし

2020年以降のSEOで、

  1. グロースハック
  2. メディアプランニング

の考え方を取り入れる事を推奨します。

1.グロースハックとは、サービスを成長させる目的のもとに、検証を重ね改善を繰り返していくと言うサービスの運用のスタイルの1つです。一度作って長期的に放置できるサイトを作りたい人には不評の考え方です。笑

また2.メディアプランニングとは、さまざまあるメディアのうち、どこからどんな属性のユーザーを集客するかを決めるというもの。一例を挙げておくとこういう感じです。

メディアプランニング例01
メディアプランニング例02

これはリスクヘッジの意味合いもあって、SEO1本で集客~売上発生まで全てほったらかしにする稼ぎ方より、複数経路を組み合わせる方が安定して収益を上げ続けやすいのです。

収益が大きく落ちた個人にはこれがお勧め

検索アルゴリズムのコアアップデートに被弾し、サイトの収益がごっそり無くなってしまった…

こう言った人達にお勧めなのは、サイト運営のスキルを活かして、広告主に別の形で貢献する事を推奨しています。

具体的にはフリーランスとして、広告主の

  • SEOライター
  • 広告の運用代行
  • 広告やSEOのコンサルティング
  • エンジニア
  • デザイナー

などを請け負うと言うもの。

広告媒体やアフィリエイトサイトは広告主の売上に貢献する事が目的です。その目的内であればこの様な貢献の仕方もありだと思います。もっと言えば広告主からの需要が結構あります。アプデのたびに相談を頂く事があるんですよね。

それらで食い扶持を凌ぎつつ再起を図るでも良いでしょうし、別の道を模索するでも良いかと思います。

また広告主に掛け合い、就職するのもありです。私の周りでも既にその事例は数件あります。

ちなみに、広告業界にいた時代に元アフィリエイターや媒体運用者を何名も採用しましたが、こちらの求める職能に対しハイスペックすぎてとてもありがたかったんですよ。

SEOの終着点の1つは指名検索を増やすこと

SEOプレイヤーの多くに以前から推奨していますが、何かでお金を稼ぐなら「収益が伸び続ける様にする」のが定石です。

その観点ではSEOの終着点はビッグワードで1位ではありません。それでは長く続かないですし、いつまでもスケール(売り上げ拡大)しません。それよりも「ターゲット層による指名検索」を増やしていく方がよほど収益が楽にスケールしていきやすいです。

検索一位を安定して取り続けられるのは指名検索ぐらいのものです。であればそこを伸ばすべきです。

しかも「ターゲット層による指名検索」は検索クリック率も圧倒的に高く、100%に近い数字が出る事もあります。向こうから探しに来てくれるのでこれほど効率の良いことは無い訳です。

そもそも何のために不安定なアルゴリズムの中でSEOをしているのかと言えば、まだお客さんを掴めていないから不安定なキーワードでしかSEOをやれない、と言う事にに他なりませんからね。

更に言えば、「ターゲット層による指名検索」が伸びている人は、指名検索キーワード以外の難関キーワードで検索上位に表示されやすいです。もちろん例外もあるでしょうが、色々なクライアントやSEOコンサル同士と情報交換するとどうもその様な傾向があるっぽいと言う話になるのです。

個人のSEOプレイヤーは広告主になってしまおう

2020年以降のSEOは権威性が重視される様になりました。のであれば権威者になりやすいポジションを取りに行く事はとても効率が良いのです。

権威性を高め、かつ収益を拡大するなら事業者・広告主になる事は多いに有効です。

事業者はこれだけ権威性構築において有利

個人の方からは見えづらいですが、まず事業者側と言うのは証券取引所や商工会議所、地方自治体、同業社などなどからの被リンクが場合によっては自動的に付与される立場にあったりします

また特商法の表記や社名、住所、固定電話番号(まとめてNAPと呼ばれる)の記載があれば法人登記を済ませた運営社として信頼性は個人よりも高めになりがちです。Google My Businessと紐づければ尚更。

※NAP=名前(Name)、住所(Address)、電話(Phone number)

これだけで絶対にSEOで言う所の権威性が高まると言える訳ではないですが、ここに良いコンテンツが乗っかって来るとやはり検索順位は底上げされるケースが多く見られます。

収益面でも個人より広告主になる方が美味しい

またそもそも論として、個人の副業レベルの小さいメディアから運営を始めたとしても、いつまでもアフィリエイト広告やアドセンスなど「だけ」で稼ぐのは、収益面で取り分が少なくなりがちと言う側面があります。

発生した利益を山分けするに当たり、一番利益を取れるのは広告主です。次いでプラットフォーム。最後にほんの少しアフィリエイターやブロガーと言ったもの。これは各々が負うリスクや、仕組みの構築にどれだけ貢献しているかで考えれば至極妥当な配分と言えます。

そしてアフィリエイターが広告主の商材をどんどん宣伝した結果、広告主は顧客リストを積み上げていきます。アフィリエイターに支払う特別単価が1件1万円なら、LTVベースで(長期的に見て)その数倍以上を稼げる事が分かっている訳です。

だったら最初はアフィリエイトからスタートした個人であっても、ゆくゆくは広告主側に回るのが経営的観点からは至極妥当なのです。

この様に広告主になり商品や会社が宣伝される事が回り回って権威性を構築していく事にもなります。やがては気づけばSEOで上位に返り咲いていた、と言う事もあり得ます。SEOコンサルとしてはそう言ったケースを実際に多数経験したり見聞きしています。

以上の理由から、SEOで行き詰まったり先行きに不安を感じるアフィリエイターやブロガーは、広告主を目指す事がお勧めなのです。

その他、2020年後半でも重要な従来のSEO

ここまで従来のSEOにはない視点から語りましたが、当然ながら従来のSEOの考え方を軽視して良い訳ではありません。その辺りは詳細は他の記事に譲りますが、2020年後半でも特に重要なもの主に2つピックアップしておきます。

  1. 被リンク
  2. コンテンツ

1.被リンク

権威性権威性と言いましたが、恐らく権威性のスコアリングに最も影響する指標の1つがこの被リンクです。要するに権威者から多くリンクを受けているサイトもまた権威者である…と言う考え方ですね。

参考:無料の被リンクツールと使い方

もちろん権威者以外からのリンクも大事です。関連性の高いサイトからのリンクであれば多ければ多いほど良いでしょう。

Googleの存在意義の1つがウェブでのリンクグラフの可視化です。どのページとどのページが繋がっているかを明らかにしたい訳です。ですからまず多くのサイトと繋がる事はお勧めです。Googleにとって評価しやすいからです。

一方でウェブ上で孤立している(どことも繋がっていない)ドメインはそもそも見つけられないし、あまり価値が分かりません。リンクを貰ってもいなければ、自らも発リンクしていないと、ページランクの転送が出来ないためです。

これを考えると、同業のサイトと互いに「寄稿」し合ったり、インタビュー記事を作り、相互にリンクし合う事はリンクグラフの構築になり、価値の測定がGoogleにとって可能になります。これをやったとたん検索順位が一気に上がったと言うケースは少なくありません。ですので被リンクがまだ少ない場合はお勧めです。

自分のサイトに近しいコンテンツを見つけるには、以下の様な被リンクツールを使うと良いです。

また被リンクを多く貰う為には、次の「2.コンテンツ」で挙げる様に「ターゲット層にとって良質なコンテンツ」がまず何を差し置いても必須になります。あるいは権威者になれば、質は多少下がってもリンクを貰える事も珍しくありません。もちろん楽なのは後者です。私なら楽な方を取ります。笑

補足:「スカイスクレイパー」と呼ばれる手法もお勧め

専門性に自信があるのであれば、この様な被リンク構築方法もお勧めです。

  1. 検索上位にある被リンクを調べる
  2. その記事より更に何レベルも上の記事を書く
  3. その検索上位記事にリンクしているサイトを探す
  4. その運営者に「こんな記事を書いたので被リンクを頂けないでしょうか」とSNSのDMやメールを送る

これは超がつく有名なSEOコンサルのブライアンディーン氏が提唱する「スカイスクレイパー(高層ビル)」と呼ばれるリンクビルディング手法です。ここ数年、欧米では主流になりつつあるもの。これに近い事は私も以前からやっていて、1割前後の成功率に落ち着くので、案外リンクをして頂ける印象です。

2.コンテンツ

よく勘違いされがちなのですが、権威性と優れたコンテンツはセットです

肩書とか資格の所持、テレビや雑誌に出た…と言うだけではターゲット層の方々への権威性は構築しづらいです。優れたコンテンツをいくつか用意できた方が良い。

  • ターゲット層の知りたい情報
  • エバーグリーンコンテンツ(ずっと変わらず使える情報)
  • 10x(他より10倍優れている)
  • 一次情報が多い(写真や動画なども含めて)
  • 頻繁に最新情報が盛り込まれる

と言った条件を満たせていると良いかと思います。これらは一朝一夕に構築できるとは思わなくて良いです。最初は完成度60%で公開してもOK。少しずつ継ぎ足し継ぎ足しで優れたコンテンツに育てていきましょう

「2020年後半のSEO」まとめ

以上、これはもはやSEOなのか?と言うお話が続いてしまいました。

やはりSEOってもう従来の様に「タイトルタグが~」「共起語が~」と言ったものだけでは賄えなくなってきていて、SEOの定義が拡大し続けています。やがては「SEOとはマーケティング」「SEOとは経営」の様な考え方に近づいていくでしょう。

元々SEOはその様に考えるべきだったのが、あまりにも長期間SEO単体で稼げ過ぎていた事も要因かと思います。

ここ数年の筋肉質なSEO論からすれば、この記事の中で提唱した事は圧倒的に工数が少なく、思ったより楽に出来る内容です。個人的には新しい時代のSEOに早く最適化される事をお勧めします。

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