2020年のSEOで成功するための最重要な方法と考え方を書きました。
参考:SEO予測記事
2021年のSEOまとめ
2020年後半のSEOまとめ
2019年のSEOまとめ
2018年のSEOまとめ
参考2:動画で一部解説しました。
まずは大局的に2019年のSEOがどうだったか、と言うのを駆け足で振り返ってみたいと思います。
2019年はSEOの役割が大きく変わった
2019年のSEOで最大のインパクトは大別して2つあります。
- 企業サイトや大手サイトですら変動で落ちやすくなった事
- コンテンツの制作・維持コストの高騰
2020年はこの流れが更に加速するものと考えられます。1つ1つ見て行きましょう。
企業や大手サイトですら落ちる現実
具体的に挙げる事は控えますが、かなりの数の有力サイトがGoogleのアップデートで順位下落しました。
2017年の健康アップデートから始まり、2018年頃までは、医療健康ジャンルや、YMYL関連ジャンルを中心に権威性がかなりの強さで重視されていましたよね。
つまり2018年頃までは企業や権威性の強い媒体がずっと検索上位に生き残っていた形になります。この場合の権威性とは、大企業、自治体、専門家などです。
そのパワーバランスが崩れ始めたのが2019年でした。
大手企業であれ、長年検索上位にいた有力サイトであれ、より広範なジャンルで検索順位が落ちたケースが観測されています。
企業やそのジャンルで著名なサイトでさえもアプデに補足される様になった事は、SEOに集客を依存している人・企業にとって2019年最大の懸念材料でしょう。
検索上位に残ったサイトは大別して3種類
Googleのアルゴリズムの歴史において、 2019年ほど権威性が重視された時代はかつてありませんでした。
2019年、SEOで比較的有利だったサイトは権威性が「非常に強い」か、コンテンツにコストを投じていたか、被リンク構築を圧倒的な質と量で行っていたか、の3つです。
メディアに出演=権威性、ではない
多くの方から相談を受けた中に、「雑誌に載った事があるが、Googleのアプデで落ちました…」と言う内容があります。
他にも、「出版しました」「テレビに出ました」「国家資格持ってます」「サイトにもプロフィールや功績を掲載しています」
「でもアプデで落とされました…権威性はSEOに効果が無いのですか?どうすればいいのでしょうか」と言う2017年頃からこの質問が増えました。
私の回答は2点あります。1つ目は、「権威性は現在のSEOでかなり重要です」と言うもの。もう1つは「あなたのその状態は”権威性が高まっていた”とは言えないかも」と言うもの。
雑誌やテレビに出たから権威性がある、とは限らないんです。
雑誌やテレビに出たとして、それで
- あなたのターゲット層の方々の多くが、あなたの名前やサイト名をどれだけ認知していますか?
- ターゲット層の多くが「~と言えば」であなたの名前を一番に挙げますか?
- ターゲット層の多くがあなたのサービス、サイトを何度も利用してますか?
- ターゲット層の多くはあなたの発言を引用したり記事を何度も参考にしてますか?
2.~4.のどれか一つでもイエスなら権威性は高いと言えます。でも上記全て一つもイエスではないのなら、権威性としての存在にはなれていません。
権威かどうかは全てユーザーが決めます。雑誌やテレビに出たと言うファクトが権威を決定する訳ではありません。
従って権威性を目指すのであれば、まず上記の1.ターゲット層の多くに知られる事から始めないといけません。
広告業界にいたので私も多数見てきましたが、雑誌やテレビに多少出たぐらいではあくまで短期的な認知をされるだけ。それも「マス層」と言って、あなたのターゲットからもそうでない人からも、広く浅く認知されるのみです。そしてすぐに忘れられます。
それより地道にでもいいので、ターゲット層「のみ」に強く覚えて貰い、彼らにとってそのジャンルの第一人者になる事が重要と言う事です。
Googleはいかにユーザー行動から権威性を割り出すか?
Googleはユーザー行動を見ています。それは被リンクだったりサイテーションだったりします。
あるいはGoogleアカウントにログインしてるユーザーの検索結果のクリック数や滞在時間、ブックマーク数、再訪数、遷移数などの行動を定量的に見た上で、その時々で変数の重みづけをAIで微調整しながら「権威性」とか「信頼性」と言った指標を見ていると思われます。
Googleは、例えばGoogleアカウントにログインしたユーザーのアクセス・検索などの行動履歴を収集しています。Google Analyticsに利用したりもしています。収集データはGoogleアカウントにログインしていれば Googleマイアクティビティ で確認できます。
これらのユーザー行動データが検索アルゴリズムに一部または全部利用されている可能性は低くはありません。
Gmailの月間アクティブユーザー数は2016年に世界で10億人を突破しました。Chromeなどのサービスも含めるとGoogleアカウントにログインしているユーザーの数はかなりの割合に上ります。
つまり、権威性などのE-A-Tを測るデータとして十分過ぎるほど有効ですし、検索アルゴにも利用しない理由が無いのです。
さて、こうした権威者に検索で勝つために、コンテンツだけを磨く手法が提唱されてきましたが、果たして現在は有効なのでしょうか?
コンテンツのコストが高騰し続けている
結論、コンテンツの質を上げる事はSEOにおいて重要です。
でも時間的・経済的コストが増しているんですよね。このままでは費用対効果が赤転、つまり見合わなくなりかねません。
例えば記事をユーザーの検索意図に最適化させ、常に記事を更新し続けているとしましょう。
検索結果の上位を常に監視し、そこから帰納法的に最新の検索意図と必要なコンテンツを類推する手法は今でも効果的です。
場合によっては社内で独自ツールを用意して、ビッグデータ並みのデータ量を解析し、「今、Googleが高く評価するコンテンツ」を割り出し、常に反映させ続ける事も可能です。
この手法は、Googleのアップデートを受けて検索順位が下がっても、何度でも復活できていた王道の方法と言えます。
ですが、そのコンテンツ改修サイクルは年々短くなっています。求められる精度も上がり続けています。
その為のオリジナルツールの機能改修やサーバの補強、人員増加などなど…。競争に勝つためやるべき事は増える一方。
これが行きつく先はコストの高騰になります。
言い換えればこの手法のみで検索上位に残り続ける場合、コストをどれだけ回収できるのか?と言うROASやROIベースでの経営判断と表裏なんですよね。
よほど利益率の高い商売をしていない限りは、大抵の場合割に合わなくなってくるでしょう。
ユーザーにとってもとうの昔に記事の質は十分優良なレベルに達したのに、今でもコストをかけ合い検索上位でしのぎを削り合っている記事ばかりのキーワードは少なくない訳です。
更には、検索上位の記事が、良質だから順位が上がっているのか、あるいは権威性があるから上がっているのか判断が出来ないキーワードもかなりあります。
検索上位には、Googleから見て良質でない記事だけど、権威性が良いと言う理由で上位表示された記事が大量に混ざっている可能性もあります。その場合、検索上位の記事内容を参考にする事はもう出来なくなります。
と言う訳で私はこういったコストの勝負は、もはや私のSEOコンサルの現場でもお勧めしておりません。商売にならなくなっていく事が目に見えているので。
撤退の判断基準は競合コンテンツの歴史を見よう
それでもコンテンツの修正をせざるを得ない、と言う状況の場合。競合コンテンツの変革の歴史を見る事で、撤退か継続かの判断をしやすいです。
それは、Googleアプデート後に、ターゲットキーワードの検索上位記事全ての過去の状態を、Wayback Machineで見てみる事です。
出来れば1キーワードにつき1位~20位ぐらいまで、現在の状態と、過去数か月~1年程の間に、競合の記事がどれだけ加筆修正されているかを見てみて下さい。
全ての変革が記録されている訳ではありませんが、かなり頻繁に記事内容がブラッシュアップされている場合、そしてそんな気合の入った記事が検索上位に多い場合、それがGoogleの求めるレベルの「コンテンツコスト」だと思って良いでしょう。
それが1位ならまだしも、20位の記事までその様な状態であれば、相当な激戦区だと考えて良いと思います。
Rankbrainとニューラルマッチングの2軸が進んでいる
検索アルゴリズムに利用されている「Rankbrain」(AI)は学習が進む程、記事内容を深く理解する事が出来ます。「ニューラルマッチング」は検索キーワードを深く理解出来る様になっていきます。
これで何が指標になるかと言うと、一つはユーザーの満足度ですよね。検索キーワードに対しどの記事を表示させたら、ユーザーの満足度がどう変動したか?
短期的には良くても長期的にはどうか?ユーザーはまた検索を使ってくれるか?広告をクリックしてくれるか?「検索」と言うメディアとしての価値は向上したか?
ユーザー満足度は恐らく、クリック率、滞在時間、遷移率、ブックマーク有無、再訪率、リンク設置、記事の共有、Google Discover(通称”Google砲”)の反応などなどの変数であり、これら線形の関係から最適なモデルを予測する…と言った回帰分析に近いものかと。詳細は非公開ですが。
つまりは、より正確に「ユーザーの満足度」なる何かをGoogleは理解できる様になって来ていると言う事。その上で権威性がある方がやっぱりユーザーが満足するみたいだね、と結論出ているのでしょう。我々はそこに従うまでなのです。
更にRankbrainでなく別のAIを検索アルゴリズムに利用し、文書丸ごと正確に理解できる仕様にしていく事が決まっています。「BERT」と呼ぶ自然言語処理技術がその中核にあります。現状は英語圏のみ適用中ですが、AIですので日本にも早いうちから学習を開始させるでしょう。
と言った感じで、AIや自然言語処理などが検索に入り込んで来ると、もはやSEOにおいても予測が付きづらくなってきますよね。そしてそれはGoogleの狙いの一つでもある訳です。簡単にアルゴをリバースエンジニアリングさせたくないので。
被リンクを圧倒的な質と量で実現した企業、権威者も生き残っている
これがGoogleアルゴのアプデで生き残ったサイトのうち、最も多くアフィリエイトサイトを見かけたのがこのケースでした。
それもSEOのみで8桁をキープしている様な、ASPのランキング上位に昔からいる様な方々ですね。私もLFMや色んな場で昔から仲良くさせて頂いている方もいらっしゃいます。
彼らのバックリンクビルディングへの熱量と行動量はちょっと異常なぐらい。リンク獲得できる機会は些細なものでも何でも全てリンクに変えるぐらいの事をされています。朝起きて歯を磨くレベルで、関りがあった人や企業などからはさらっと全て被リンクを獲得しつつ、他でもありとあらゆるメディアから「どうしたら被リンクを貰えるか」を考え抜いて行動されています。
その上でコンテンツも磨き続ける。YMYLでも検索上位で生き残れている理由もこの突き抜けたストイックさがかなりの割合で占めているのは間違いなさそうです。上記でも書きましたが、これを真似するのはたいていの方は中々きついと思います。
さて、ここからは具体的に2020年のSEOって何をしたらいいんだよ、と言うのをお話していきます。上記の様な猛者のやり方でもいいのですが、それよりもっと楽に実現可能な手法について知りたい方は読み進めてみて下さい。
2020年のSEOはここを優先的に注力しよう
- 集客プランの見直し
- サイト/著者の権威化(ブランド化)
- 集客経路の複数化
- サイト設計/記事設計
- 被リンクの獲得
毎年この手の話題が出ると思うんですが、年々SEOの技術的な話より、もっと大局的な話が重要になって来てますね。
2020年のSEOも、時代の潮目なんでしょう。個々の戦術だけでなく、大局的にもこれまでとは大きく異なります。
1.集客プランを見直してみよう
まず喫緊の課題として、そもそもSEOを「今」やるべきでない人が沢山います。SEO1本で長期的に集客してきて、Googleのアップデートの影響で検索順位が下がった人です。
引き続きSEO1本の集客を頑張ったとして、恐らく再び復活させるのは数か月とか1年とか、かなりの時間を要します。
そのSEOはブランディングに向かってるか?
そもそも論として、SEOのゴールはブランディングですからね。
もしかして、「ビッグワードでゆくゆくは1位を取る」がSEOの最終目的地だと思ってませんか?SEOはビジネス集客の一要素に過ぎません。
本来ならSEOで検索ユーザーをキャッチしつつ、その方々にサイトやあなたを覚えて貰い、再訪して貰い、指名検索を増やし、被リンクやブックマークなど外部経路を増やし、動画コンテンツでさらに理解を深めて貰い、メルマガやLINE@などでクローズドなコミュニケーションを継続し、リピーター、ロイヤルカスタマーになって貰い…
やがては「~と言えば」でNo.1、圧倒的に最初に思い出して貰える様にする事(純粋想起)がSEOの目指すべき最終形態なんです。極端な話、ここまで行けばビジネス的にはSEOはもはや必要ないです。またブランディングが既に出来ている人も、SEOはビジネス的には優先度が低いです。
面白いのは、このレベルになってくると強い権威性をまとった状態になるため、ここからSEOが伸びて来て、上位表示が楽に実現しやすくなるのです。
ですがずっとSEO1本に頼り続け、いつまでもいつまでもSEOで新規客だけを取り続けて、来てくれた人がまたどこかに行ってしまう…
そんな集客だとサイトもビジネスも成長しない事は想像できるのではないでしょうか。 まるで穴の空いたバケツに水を注ぎ続けている様なものです。 それはGoogleにマーケティングや集客を丸投げして、自分では何も出来ていないのと変わらないんです。
果たしてあなたのサイトで今最優先でやるべきは本当にSEOでしょうか?あるいはSEO1本だけでしょうか?
あなたのターゲット層は本当にそんなに検索を使ってますか?YoutubeとかインスタとかTiktokにいる権威者を見て買うと言う事はないですか?ターゲット層はどんな権威者をフォローしてますか?その権威者はSEO1本で集客してますか?
もしあなたのターゲット層が権威性を重視していたり、それが検索以外のメディアに渡るのであれば、SEO1本の集客プランを見直すのも悪くないはずです。
では権威性、ブランド力を強める事の方が優先だとしたら、そこをどう強化すべきなのでしょうか?
2.サイト/著者を権威化(ブランド化)しよう
権威性・ブランド力を付けるとなると、SNSや動画に並行して注力するのがお勧めです。
その際のポイントは何か?と言うと、あなたの売りたい商品の「ターゲット層」ととにかく徹底的に繋がる事。これに尽きます。
だからまずは、ターゲット層がどんな人たちか、リサーチしてください。想像はNGですよ。その商品やサービスにお金を遣った人達はSNSなどで簡単に見つかると思います。その方々がターゲット層です。簡単に見つけられる場合が多いはず。その方々の最大公約数をペルソナとすべきです。そして可能な限り多くの方と繋がるべきです。
あるいはその商品、サービスに強い興味があって、すぐにでも買う可能性がある人も対象にして良さそうです。ファッション系の案件を扱うなら服に興味がある人ですし、葉酸サプリならプレママさんだし、転職案件なら転職や出世、自己啓発、年収アップに興味のある人達と徹底的に繋がる事です。
ターゲット層と常に接し、そのジャンルの人として思い出して貰い、欲しい情報を聞き、記事を書き、サイトを見て貰い、フィードバックを元に更新し続ける。彼らと直に接して、何が欲しいかを聞く。会話を観察する。これだけです。
ここまで読まれて分かったかも知れませんが、これは良いコンテンツを作るための王道のリサーチ方法です。
なお、このコンテンツの作成方法は、Google Discover(Google砲)が生まれやすい方法でもあります。
参考:Google砲(Google Chromeアプリのおすすめ記事)を何度も狙う方法
ターゲット層にこれだけはリサーチしておきたい
- あなたのターゲット層はどんなメディアに多くいますか?
- 彼らは今は何が好きで嫌いでしょうか?
- 来月とか来年は何を話題にしてるか予測できますか?
- 彼らは何で困ってますか?
- どんな情報を知りたくて、どんな物を買いたがっていますか?
- あなたの競合サイトを彼らがなぜ選び利用したのか分かりますか?
- なぜあなたのサイトでは無かったのでしょうか?
- 彼らはどの様な経路を辿りそれらのサイトに行き着いたのでしょうか?
- 彼らがあなたのサイトを見た感想は何で、どこに不満を持っていますか?
これが分かっていれば書くべき記事は山の様にある事が分かると思います。そして商売の上手な人は、これらの質問にほとんど完璧に答える事ができます。ターゲット層や顧客とよく接し、彼ら以上に彼らの事をよく見て知り尽くしているからです。
私もいくつか自身の関わるジャンルでは、かなり正確に答えられる自信があります。そのぐらい、ターゲット層や顧客とよく接し、よく観察しているからです。
これまでSEO1本でやって来た人にはとてつもない違和感がある事でしょう。検索キーワードツールが提案するキーワードを検索回数の多いものから選定し、それを元にコンテンツを作る。そう言ったやり方しかした事が無かった人にとっては。
でも今からでも全く遅くはないので安心してください。ターゲット層や顧客5人とか10人と友達になれば上記の様な質問にはだいたい答えられる様になります。
SNSでコンテンツのテストを頻繁に
SNSでは「これ受けるかな?」と思うものを投稿して反応を見るだけで、テストが出来ます。SNSはフィードバックサイクルが早いので、テスト10回あたりの時間はわずかに数日程度と圧倒的な低コストです。
SEOで10記事上げて検索順位の推移を見るテストは下手すると数か月要しますよね。だからどんどん臆せずSNSの方でテストしてください。
権威性は基本、この繰り返しでターゲット層に価値提供をしていく事で構築されます。
動画は没入感を生める
また上記に動画を挙げてますが、動画は没入感を醸成できるため、態度変容(心理変化)を1段階2段階と前に進める事が容易なんですよ。態度変容が進み切ると、人は「熱烈なファン」になります。いわゆる「ロイヤリティが高い」状態です。従って動画もまた権威性の構築に非常に有効です。
事実、YoutubeやTiktokを初めてからSNSのフォロワー数の伸び率は圧倒的に上がる事例は多々ありますしね。
これは情報過多な現代の大きな特徴です。今って色んな情報にリーチする前に、情報が向こうからやってくる時代なんですよね。GoogleのDiscover(Google砲)などに代表されるレコメンドエンジンがユーザーの可処分時間を奪い合う時代なんです。
そこに割って入るには?
権威性があり、真っ先に思い出して貰う事。そしてファンになって貰う。これが一番楽であり、王道です。
そしてこの状態はユーザーを動かしやすくなります。上記の通り、ユーザー行動が活発なサイトはGoogleが重視する評価基準に見合うからか、SEOにかなり効いて来る事が多いです。
参考:ブログのコメント周り…って今どうなの?
流行りましたよね、2000年代に。色んなブログにコメントを付けて回って、多くのブロガーとネットワークを築いて行くと言うもの。本質的には上記のものと同じです。
考え方としては、あなたの売りたい商品のターゲットがブログをよく読む人たちなのであれば、ブログのコメント周りが最も効果的な手法の一つです。そこはターゲット層をリサーチして見て下さい。
おまけ:SNSで人と関わらずにリサーチをするには?
よく言われるんですよ、こう言う話をしてるとね。「自分コミュ障なんでそう言うの無理です」と言う。
そう言う、人と関わる事に苦手意識のある方でも出来るリサーチ方法として、次の3つがあります。
- ROM専になる
- 自分にパーソナライズされた広告を見る
- Google砲やTwitter砲をチェックする
1.ROM専になる
ROM専と言うのは「閲覧だけする」事。
SNSではあちこちでコミュニケーションが発生してますよね。ターゲット層の人達をフォローしつつ、会話に参加しなくても良いので、延々と内容を観察して下さい。皆、何に興味があって、何が好きで、嫌いで、何に困ってるのか。
100件の会話のうち、例えば3件とか5件とかで共通する要素があるなら、それは恐らく、ターゲット層全体が興味を持つ内容です。
例えばコスメジャンルなら、最近発表された新作についてだったり、転職ジャンルなら男性の育休についてなどなど、何でもあり得ます。
2.自分にパーソナライズされた広告を見る
Twitterでは「その広告が自分に対して表示された理由」が表示可能な場合があります。完全に表示される事は中々無いですが、Twitterに限らず様々な広告を、「なぜ、自分に表示されたのか」探る事は重要です。
SNSの場合、広告が表示されるロジックは大体まず年齢、居住地でセグメントされます。また時にはインタレストグラフ(自分や自分と繋がっている人たちの主な興味関心)の推測に基づき表示される事もあります。
ガジェットの好きな人達と繋がっていればガジェットの広告が。自己啓発好きと繋がっていれば自己啓発の広告が表示されやすくなります。
という事は、これはそのままSNSであなたが構築したコミュニティが欲しい、興味がある、と思う商材である可能性が高いんですね。なので広告は逐一何が表示されているかを、出来るだけスクショを取るなどして記録しておく事を推奨します。
3.Google砲やTwitter砲をチェックする
これも2.と本質的には似通っていて、要するにあなたやその周りで話題になっている事を元にパーソナライズされたウェブページのレコメンドなんですよね。
だからGoogle砲などで表示されたウェブページについて呟いたり記事のネタにするのはお勧めです。そのままターゲット層が知りたいであろう情報の可能性が高いので。
さて長々と2.の「サイト/著者を権威化(ブランド化)するには」を語りましたが、これがこの記事の根幹だと思ってください。余力がある人は、更に次の3.以降もぜひ読んでみて下さい。
3.集客経路を複数つくろう
上記ではSNSや動画を推奨しましたが、出来れば複数の集客経路を絡めた方が良いです。その理由は
- ビジネス上、複数経路で集客する方が自然だから
- ターゲットにも色んな人がいる。それぞれに合わせた媒体を運用すると機会損失を防げる
少ない集客経路のみではリスクが大きい
SEOや何か1つの媒体から集客をスタートする事は何の問題もありません。問題なのは、いつまでも1つとか2つとか少ない経路での集客に依存してしまう事です。
Google検索以外にも、Youtubeでもインスタでも、検索やレコメンドエンジンのアルゴリズムが当然ながら存在しますし、それらもまたGoogle同様にアップデートがあります。直近でYoutubeは3か月で約900万本の動画を削除しています。
またプラットフォームと言うものはいつ終了したり大幅な仕様変更、アカウント規制などが入るか分かりません。つまりリスクとは隣り合わせです。
複数媒体でより多くのユーザーを捕まえる
広告業界などではこれを「メディアプランニング」と呼びます。ターゲット層や、その態度変容に合わせて、ターゲットの集まる媒体ごとにタッチポイント(接触点)として様々なコンテンツを配置すると言う考え方ですね。
ターゲットがYoutubeをよく利用する事が分かっていればYoutubeにアカウントを作る。画像が好きならインスタやPinterest。ターゲットが若い世代ならTiktokも試す価値ありです。またLINE@でも実は集客出来ます。
検証し続ける事で意外な発見が数多くある
理想なのは、主要どころのプラットフォーム全てを1つ1つ試し、自身の想定通りなのかそうでないのかを検証してみましょう。
例えば、Facebookは30代以上のユーザーが多い…と言われていますが、語学系のジャンルを攻めた時、意外と学生さんなど若いユーザーの認知を獲得できました。
またLINE@に若い層しか登録しないだろうな、と予想していたところ、50代、60代の登録が結構多くて意外に思った事もあります。むしろアクティブさで言えば 50代、60代 の方が積極的にコミュニケーションを取ろうとされたり。
SEOはその一画にあるに過ぎない
ある程度そのカテゴリが世間に認知されていれば検索需要が発生しますので、勿論SEOも意識すべきです。上記の様にコンテンツがしっかりとあり、権威性が構築され始めると、やはり検索順位は難関キーワードであれ、少しずつ上がる事が多いです。
なのでSEOを最初から考えず、SNSや動画、LINE@、メルマガ等々全部込みでユーザーが巡回する仕組みを最終的に作れれば理想ですね。その過程で反応の良くないメディアは更新停止してしまってもいいです。「ここには自分のターゲットは少ない、アクティブでない」事が分かれば。
参考:SEOコンサルは複数メディアプランニングに強い所を
もしどこかにSEOコンサルの依頼を検討されている場合は他の媒体との掛け算を提案出来る所がお勧めです。その様なSEO会社さんも多々あるかと思います。
私もSEOコンサルを請けておりますが、SEOだけで無く、並行してSNSや動画、LINE@、メルマガ等の運用のアドバイスをしています。
むしろ私の場合、人員のリソース等でこれらを実施出来ない体制の会社様ですと、もう依頼をお請けできない場合がほとんどです。そのぐらい、今後のSEOでも複数メディアの掛け合わせは必須に近い形になります。
参考:SNS運用でよくある間違い
SNSを使った集客でありがちな失敗が、ターゲット層でない人達に向けて記事を公開・露出する事です。
その結果、仮にSNSでいいねやリツイートが多数あったとして、流入も被リンクも増えたとして、それは中長期的には意味がありません。SNSで仲良くしている方々や、興味本位で見に来た人の行動なだけです。
ページ遷移や定期的な再訪、訪問者を何がしか行動させるなど、ユーザー行動の喚起に繋がっていなければ、あなたのターゲット層と違うんですよ。
よくあるケースとして、アフィリエイターやブロガーさんが、SNSで繋がる同じアフィリエイター、ブロガーに向けて、彼らの興味関心とは全く関係ないサイトを公開するケース。一時的に多くの人に閲覧され、被リンクも多少付く事もあるでしょう。
でもSNSでのリプや、その被リンクが「アフィサイトとして参考になります!」では意味がないんです。そのサービスのターゲットでは無いからです。ユーザー行動や消費に結びつきません。応援コメントとしては有難い限りですけどね。
それはGoogleにも伝わります。
私の手持ちのデータでも、ユーザーを動かせているページであるほど検索順位が良いです。逆もまた然り。ユーザーの反応が鈍い記事は検索順位が芳しくない事が多く、それはターゲットが何かしら「これじゃない」と思ってしまっている要素があるからなんです。
あくまで友達にではなく、「ターゲット層に」伝える努力をしましょう。
ちょっと従来のSEOから逸れた話が長くなりましたが、これも時代の潮目と言う事で。ここからは従来通りのSEOらしい話に移ります。
4.サイト・記事の設計をしっかりと
言うまでも無いのですが、サイトや記事、一つ一つしっかり設計した方が良いです。
その理由はその様に体系的に情報が整理されていた方がユーザーが使いやすいから、と言うのが一つ。
もう一つの理由は、Googleが論理構造を理解し、良いコンテンツを適切に評価しやすいからです。重複回避にも重要ですよね。
ただし年を追う毎に権威性の重要性が上昇するあまり、相対的にサイト/記事設計の重要性が下がって来ている様に感じますね。
サイト設計や記事設計が重要なのは変わりません。でもそれはライバルはみんな呼吸するレベルでしっかりやっていると思った方が良いんですね。気合入れてやって初めて土俵に立てると言うケースが多いです。そして今後はもっと増えていくでしょう。
サイト設計や記事設計のコツは、本1冊を編纂するつもりで取り組む事です。本1冊の中に、全く同じ内容を入れる事はあまりありません。また読者のために順序だて、論理的に書いて行く必要があります。
なのでサイト/記事設計の手順として、以下が真っ当です。
- サイトのテーマを決める
- 各カテゴリを決める
- 各記事のタイトルを決める
- 各記事の見出しを決める
- 内部リンクのつなぎ方を決める
- 記事の中身を埋めて行く
要は抽象度の高い「枠」部分から埋めて行き、巨大な1つの論理構造を構築する作業になります。これで重複回避しつつの内部リンクの傾斜等が大体完成します。
ただし、ブログの様にその日その日に合わせた新しい記事を書く事もあると思います。新着情報、業界ニュースとかイベントレポートなんかもターゲットの需要によっては強いでしょう。
またサイト運営上、ターゲットの知りたい情報を充実させていった所、当初の予定に無かった新しいカテゴリが必要になるなどと言うのはよくあります。
その場合はサイト設計ではなく、記事設計だけしっかりやればまあ十分だと思います。カテゴリ追加も必要であればやっても問題ないでしょう。上記で言う3.以降ですね。
Google Analyticsなどを見て、あまりユーザーのためになっていなければ削除する事も視野に入れながらの運用で問題ありません。
ご参考までに、このサイトは立ち上げ当初のサイト設計は無しです。SNSリサーチを中心としてるので、都度、記事設計のみしっかりやっております。
Screaming Frogを使った競合調査
Screaming Frogと言うSEOツールがありまして、こいつを使った競合サイトの内部リンク本数調査、面白いので余裕があればぜひ。
内部リンク本数はSEOでも上位の重要度を誇る指標です。検索上位にあるページは、難関キーワードであるほど、サイトの内の多くのページや重要なページからの内部リンクを受けています。
Screaming Frogでそれが可視化されますので、競合がどのレベルでやっているのか、参考になります。
基本的に内部リンク本数は傾斜があるべきで、重要なページほど重要なページからの内部リンク本数が多く、そうでないページほど内部リンクをあてない方が望ましいのです。
理由は2つあって、1つはどんなページにでも内部リンクを全てあてていたらユーザーが迷うため。もう1つはGoogleもページごとの重要度を見出しづらいため。
5.被リンクの獲得
被リンクは昔も今も、SEOにおける最重要項目の一つです。そして権威性が重視されていくこれからも重要であり続けます。権威性を測る指標だけでなく、ユーザーを連れて来てくれる導線としても重要です。
加えて、アフィサイトは被リンクの構築がとても苦手です。理由は単純で、ターゲット層と関わらない仕様だからです。SEOや広告で新規を獲得し、広告主へ流す。話題にのぼるとすればアフィサイトではなく、その先の広告主の方。私の↓このTwitter投稿のスレッドが何件か続いているんですが、そこにも書いています。
また被リンクはご存じの通り、偽造しやすいんですね。だからGoogleも慎重になります。権威性の高い媒体からのリンクを受けたとしても、すぐには評価してくれません。
恐らく私の見立てでは、一定数のユーザー行動が数値として蓄積して初めて、Googleは評価を開始する…と言う仕様に近いアルゴリズムがある気がします。
まあ、その様な事は気にせず、被リンクを貰う機会があるなら、貰うべきです。
例えば、同じジャンルにいる別のアフィリエイターやブロガー同士でゲストポスト(寄稿)し合うのは古典的、かつ今でもSEOに効果的な被リンク獲得方法の一つです。
相互にリンクし合う事で、ユーザーも「よく似た別の参考になるサイトやコンテンツ」を発見できます。サイト運用者の観点からは、互いのユーザーに知って貰えるメリットがあります。
Googleにとっても、2サイトの記事が繋がっているのを知る事は、リンクグラフのデータを構築し、より適切なサイトやコンテンツ評価を行う上で非常に有用です。
注意点としては、関連性の無いサイト同士、記事同士の相互リンクはあまり効果を見込めません。相互リンクと言うのは、あくまで互いに属性の近しい読者がいてこそ、つまり読者の便益になってこそです。
ソファを紹介する記事と全く関係の無いベトナム旅行の記事で相互リンクしてもあまり意味が無いどころか、ユーザーを迷わせ、Googleもそれに気づいて何かしらSEOでも不利益をこうむる結果になりかねませんからね。
ジャンルが統一されていない「相互リンク集」なども今ではあまり意味が無くなって来ている可能性が高いです。
でも一方通行の被リンクが理想だよね?
はい、確かに「相互リンク」より「一方的に貼って貰える被リンク」の方が、SEO上は理想です。
ただし、そうも言ってられないのが今のSEOの市況なんです。
SNSやクローズドな媒体の台頭により、年を追うごとのリンク増加総数は恐らく横ばいもしくは減少に転じているのではと私は考えております。仮にそうである場合、一方通行の被リンク獲得は確率的にかなり低いはず。これは私の経験則からもその様に感じております。
とするともう相互の被リンクを取りに行く方が早いのですね。上記のゲストポストもそうですが、他にも同じジャンルの人を招いてインタビュー記事を上げ、インタビュアーとインタビュイー同士で相互リンクし合う、と言った方法も有効です。
もちろん売りたい商品のターゲット層が一致しているかの精査は必要です。全然関係の無い人達同士でこれをやっても効果が薄まるので。
リンクを貰いやすいコンテンツ展開しよう
これは特に長文のしっかり書き上げた記事などでやってみて欲しいのですが、その記事を色々なフォーマットに展開しなおすと言うものです。例えば
- 読み上げソフトで音声化(mp3でサイトに設置)
- 動画解説(YouTube、Vimeoにアップ)
- 画像で図解(インスタ、Twitter等にアップ)
- スライド解説(Slideshare等にアップ)
など。経験上こう言ったコンテンツも被リンクが付いたり閲覧数が増えたりするきっかけになります。mp3なんて設置してみると「ダウンロードして何度も聴きました!」などと言ってくれる方が出てくるので、お勧めです。
2020年のSEO、優先的ではないが重要なもの
ここからは、優先度が上記より下がりますが、2020年のSEOで重要な要素を挙げて行きます。
強調スニペット
強調スニペットについては2019年版SEOでも触れています。相変わらず日本ではあまり狙う人がいないですよね。
検索流入と言うよりはブランディングの観点からかなりお勧めなので、ぜひ狙って見て欲しいです。
強調スニペットに表示される条件として、「信頼性、権威性の高いドメイン」である事が言われています。つまり、信頼性、権威性が高まって来たサイトが、より上のブランドになる事を目指して強調スニペットを狙う事を推奨します。
2019年にはこの「強調スニペットが表示されるキーワード」がかなり拡大しました。こうやって少しずつ機会が広がっていくのでしょう。なお過去2年で3倍になったと2017年のMozconでも既に言われています。
まず、強調スニペットを狙いたい人は、遭遇したらスクショを取って蓄積していく事を推奨します。どんなキーワードでどのタイプの強調スニペットが表示される傾向があるのかを掴みましょう。
また強調スニペットを無料で分析するのはSEMRush Sensor(セムラッシュ センサー)がお勧めです。強調スニペット、AMP、ナレッジグラフの割合が分かります。
更に、GoogleのYear In Searchもチェックしておきたい所。その年の流行したKWが分かります。実際にこれらのKWを検索してみて下さい。
例えばこれらのリストの中に「~とは」と言うKWがありますが、この辺りは特に強調スニペットが広がったカテゴリでもありました。2019年版が更新されたら見に行ってみましょう。
AMPとPWA
ユーザビリティの観点から、この様な高速化の施策は「やれるならやった方が良い」が一旦の回答になります。SEOには直で影響しないものの、売上等に大きく関わりやすい要素ですので。
なおPWAはネイティブアプリと同様の動きを実現できます。ユーザーに定期的に訪問して欲しい、辞書型、カタログ型、教科書型と言ったサイト設計をしている場合は試みても良いでしょう。
ただし、やはりこれらは諸刃の剣で、不備があれば即座にユーザー体験を毀損する様なレイアウト崩れなどの不具合に繋がるケースが今でも見られます。
そうならない為にどうすべきか、そうなってしまった時にどうすべきか、この対応をできる体制を社内で敷けていなければ、手を出さなくて良いです。
音声検索って…2020年には必要?
いいえ、とお答えしておきます。もしかしたら音声検索の波が来るやも知れませんが、仮にビッグウェーブが来たとして、それよりも先に権威性、ブランド強化です。
個人的に、音声検索はあと5年~10年先じゃないかな、と考えています。
と言うのも、あくまで個人的な観測範囲で見聞きした限りになってしまうのですが、音声検索をよく使うなあと見ていて思うのが小学生辺りの若い世代なんですね。
幼いから直感的な操作の出来る音声検索を使うと言うだけなのか(=大人になったらやめてしまうのか)、それともその世代が成長して第一音声検索世代の様な存在になるのかは分かりません。
これらの答えが見られるまであと5~10年程かかるのではないかなと。ですので私も今は一旦判断を保留にしています。
別に、「音声検索が伸びているこれだけの理由」みたいな記事は、特に英語記事ではいくつも見かけます。でも自分の肌感覚とあまりにもかけ離れすぎている、と言うのが現状です。
2020年のSEOまとめ
個人的には、SEOがとても楽な時代になったな、と感じています。権威性がSEOに影響する様になりましたが、権威性の構築の方が、コンテンツを磨いて被リンク構築をして…と言う手順よりもずっと楽だからです。
もう少し言うと、ターゲット層に対して権威性を高める方が商売の本質に触れています。Google botの隙間を突く様なSEOの方が本質的ではないんですよね。個人的にはそれもまた楽しいのですが。
さて2020年のSEOの特徴を改めてまとめると、
- 従来のSEOの様に、内部・外部対策だけではなくなった
- 色々な集客施策との組み合わせが有利になった
- 小難しいテクニックよりターゲット層に対する影響力が効く様になった
- ユーザーを動かした者勝ち
と言ったところでしょうか。
年々厳しくなる手法からは脱却を
2010年代は、「優れたコンテンツが増えた年代」でした。いち早くSEOの可能性に気づいたアーリーアダプターに続き、企業や自治体などもGoogle検索の可能性を理解し、誰しもが優れたコンテンツを競い合って作って来ました。
そして2010年代後半、オリンピック陸上短距離の0コンマ数秒を競い合うような激しい戦況に突入しました。これは過剰な表現でも何でもありません。
例えば「クレジットカード」で検索結果に表示されるウェブページのリストは2019年現在で約3億7,400万件にも上ります。更にその中でもクレカ情報を網羅したとても優れたコンテンツと思えるものは私が見つけた限りで数百ページほどありますが、検索上位に表示されるのは更にそのごく一部です。
単純な倍率で比較すればオリンピックの遥か上です。そのレベルの戦いになってきていると言う事なんですよ。
だからSEOはコンテンツでは勝負がつかず、権威性の戦いへと変わっています。いわゆるコモディティ化と言う事です。
SEOのコンサルタントとしての立場から言えば、オリンピックの舞台で戦う事を選ぶストイックな生き方も素晴らしいと思います。
ですが、他にもっと緩い競争の市場へ鞍替えしてしまう、そんな考え方も視野に入れるべきです。だっていつまで経ってもお金、稼げなかったら意味ないですから。マネタイズが必要ないサイトは別ですが。もっと楽に集客できるやり方があるのであれば、ビジネスをやっている以上はSEO以外の集客を育成する事も重要です。
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