SEOの数百の要素の中で、特に重要なもの
SEOって何からやればいいのよ?どんだけやる事あんだよ・・
って思った事、あるんじゃないでしょうか。
そう、SEOはとにかく細々とやる事が多いんです。
Googleの公表では200以上のランキング要因があり、
噂では500とか1,000とか、各方面で言われています。
ただランキング要因にも当然「重要なもの」とそうでないもの、重みづけがこんな感じであります。
SEO要因・共通して重要
・title
・description
・h1~h3ぐらい競合多い(=難易度高い)KWで重要
・記事の文字数
・記事の共起語数
・専門性
・ツリー構造
・内部リンク
・発リンク
・更新頻度自分でコントロール出来ないが重要
・被リンク
・サイテーション(言及、引用)
・CTR
・直帰率(多分)— おーき@SEOコンサル (@ossan_mini) 2018年2月5日
ちょっと補足交えて説明しておきます。
その前に、動画で簡単にSEOの重要な要因を解説した動画はこちら。
SEO要因・共通して重要
これは基本ですね。ここがしっかりできてないと、まずランキング圏外になる事も全然あります。
・title
・description
・h1~h3ぐらい
title
言わずもがなですね。「そのページを一言で言うと?」を自問自答して記入してください。
含みたいキーワードを必ず1つか2つ厳選して入れておきましょう。
多くて3つ、4つまで。
description
titleを100文字ぐらいに拡張すると?を自問自答して下さい。
別に100文字に達してなくても十分内容が書けていれば30文字でも50文字でもいいです。
titleと違ってキーワードを無理やり入れなくていいです。
それより検索結果でクリックしたくなるよう一言目で目を引くフレーズを入れておきましょう。
h1~h3ぐらい
これは見出しです。
きちんと記事書く前に設計した方がいいですよ。
大見出しh1 → 中見出しh2 → 小見出しh3 だと思って貰えれば。
なお、h1は「その記事を一言で言うと?」という質問に答えるものが理想。
そう、つまりtitleと全く同じでも構いません。
※違う方がいいという論者もいますが、どちらでもそんなに変わんないと思います。
競合多い(=難易度高い)KWで重要
よほど難易度低いキーワードをのぞき、基本これも相当に重要です。
ひとつコツをお伝えしておくと、密度を意識してください。
記事の文字数が多いだけでは駄目です。重要なキーワードの密度が大事。
結果的に記事の文字数が増えるのは問題ありません。
・記事の文字数
・記事の共起語数
・専門性
・ツリー構造
・内部リンク
・発リンク
・更新頻度
記事の文字数
上に書きましたが、文字数より密度を気にしてください。
どれだけいい記事でも、記事内容に関係無い無駄話を入れて記事を希釈化してしまうと、
「その記事の、検索キーワードへの関連している度合い」が薄まります。
無駄な、関係ない段落を入れて文字数が1,500になるとしても、
無駄な部分をバッサリカットして密度の濃い800文字が残るなら断然後者が良いです。
ただ、後々リライトして関連性の高い内容を追記すると尚良いでしょう。
記事の共起語数
共起語とは、ざっくり言うと、あるキーワードの近くに登場しやすい単語の事。
ある単語に関する共起語が多い記事は、その単語についてより深く書かれた記事であると、
Googleが判断し、SEOに有利になる、かも知れません。
共起語って、この定義を見てわかる通り、とてもふわっとしています。
新幹線の共起語が「座席」とか「チケット」とか「東海道」になると判断される場合もあれば、
「217km」「N700系」などが該当するとされる場合もある、かも知れません。
いずれにしても共起語を無理して入れるより、
あるテーマについてしっかり記事を書いたら、結果として共起語多くなったよね、となるのが理想。
なお、Twitterでは文字数の関係で端折りましたが、
似た概念でエンティティも重要です。
専門性
これも文字数の関係で省きましたが、EAT=専門性、権威性、信頼性の3つが大事。
専門用語が多く、そのテーマで有名な記事で、多くの人から被リンクやサイテーション(話題にされる事)があるとパーフェクトです。
難しいし短期的な達成は難しいけど。
ツリー構造
これはサイト企画時にターゲットのペルソナをしっかり想定し、
サイト構成をトップ→第2階層(大カテゴリ)→第3階層(サブカテゴリ)としっかり段階的に設計している構造を意味します。
内部リンクも関連のあるページ同士、しっかりつないであげる必要があります。
これができていると、Googleに対してまるで一冊の辞書のように、情報をしっかり整理して読者に伝えている事を伝える事ができます。
内部リンク
上のツリー構造を構成する以外にも、グローバルナビゲーション、フッター、サイドカラム、記事文中、パンくずリスト、
最低でもこの辺りはしっかりリンク構造を作ってあげた方がいいです。
Googleがより記事同士の関連性を理解しやすいですし、
ユーザーを適切なページに誘導して上げることができます。
そして重要なページ、SEOに力をいれたいページほど内部リンクを集めてあげると良いでしょう。
発リンク
これは外部サイトへのリンクの事。
Googleは元々論文の検索エンジンでした。
論文は参考文献や引用をとても多様します。だから論文同士かなり互いにつながっています。
引用されればされるほどサイテーションとして、サイテーション数をランキング形式で学会内で共有されたりします。
そんな論文の評価軸をGoogleは最初に取り入れています。
今でもその評価要因はアルゴリズムに残っているものと思われます。
だから多くの著名なサイトから引用し引用元を明記したり、
参考文献として、関連するサイトへ発リンクを貼っておく事はむしろSEOに有利な可能性があります。
SEOを覚えたばかりの人は発リンクを嫌がりますけどね。
更新頻度
数文字変えて更新、とかはさすがにSEOでは意味無いです。
記事をアップしたあとに、最新情報に大幅に書き換えたり、
補足を何割か付け足したりすると、ユーザーの役にも立ちます。
そして恐らくこれを熱心に行っている記事は、リンク数が少なくても検索順位が上がってくケースが見られます。
直接もしくは間接的に更新頻度はランキング要因になっているなぁと。
自分でコントロール出来ないが重要
これは自分でコントロールできない、第三者のシグナルです。
だからこそランキング要因としてはかなり強力なものです。
もちろん自作自演は駄目。
IPだったりやるちょっとしたタイミングの差だったりでGoogleに結構バレやすい。
・被リンク
・サイテーション(言及、引用)
・CTR
・直帰率(多分)
被リンク
Googleが人気投票ランキングだとか言われるのは、この被リンクと言う、
第三者による評価をランキング要因にしているからです。
自作自演は正直未だに効きます。
でもちょっとしたことでバレるから。
例えば被リンクを張る場合、ドメインエイジ(中古 or 新規)や、
被リンクを貼っていくタイミング、アンテキ、その被リンクの被リンクなど、
これらをとても自然に行う必要があります。
1ページしかなサイトに自作自演の被リンクを貼るとしましょう。
めちゃ単純な例を言うと、検索順位が圏外の時に一度に100本リンクを貼ったら不自然です。
これは多分一瞬で検知されるやつ。笑
こういう小細工をしないでも、まあ現代でも被リンクはある程度サイトが有名に育ってくると貰えます。
よほど研究してる人でない限り、遠慮しといた方がいいです。
サイテーション(言及、引用)
話題にされる事をサイテーションと言います。
明らかにあなたのサイトを表す単語(商標やURLなど)が第三者のサイトに見つかった時、
サイテーションとしてカウントされます。
サイテーションは被リンクと似た文脈で登場するものなので、SEOにとって非常に重要。
参考:サイテーションビルディングとSEO – 被リンクの代わりを簡単に構築する方法
CTR
これは以前、Googleが確か公式に否定してました。
検索結果からのクリック率=CTRは検索ランキング要因に関係無いと。
まあわかります。
ユーザーを装って自作自演しやすい要素だからです。
ですが、こんなケースでCTRデータがランキング要因として利用されている可能性があります。
例えばGoogleにとって聞き慣れないあるキーワードが商標=ブランドキーワードかどうか精度高く判別するために、
異様にクリック率が高いページ・サイトがあった場合、
その時検索されたキーワードはそのページ・サイトの商標と強い関連性がある、と判断するなど。
直帰率(多分)
Googleは直帰率、つまり検索結果→サイト→検索結果に戻ってくる、というデータは計測しています。
そしてGoogleは公式に否定していましたが、恐らく直帰率も部分的に検索ランキングに利用されている可能性があります。
だって、検索結果の1位に表示させた記事が直帰率がとても高かったらどうです?
検索ユーザーにとっては思ってたんと違うやつです。
Googleはあまり直帰率が高い記事に限りテスト的に検索順位を下げてみるなど、
何等かのテストを挟んで検索順位を微調整している可能性はあります。
で、我々としては検索ユーザーにつまらない思いをさせて、さらに検索順位が低下してしまったら最悪です。
だから少しでも滞在時間や遷移率を上げていく努力をすべきです。
コメント
いつも勉強させてもらっています。
1つ気になったのですが
似た概念でエンティティも需要です。(重要です)
ではないでしょうか?
ご指摘ありがとうございます!修正しました。